法人の登記事項変更の申請書の書き方について(本店移転・氏名変更)
おはこんにちばんわ!起業家の妻(@kigyokanotuma)でち!
初めてのnoteがいきなりニッチなテーマですが、自分がほんとうに困った経験をシェアして、同じことで困る方の少しでもお役に立てれば!と思いまして、投稿いたします(`・ω・´)
※ちなみに大阪法務局管轄内での株式会社設立の事例ですので、地域によって、また有限会社や社団法人等の種別によって、手続き内容には違いがあると思われます。必ず管轄の法務局等にお問い合わせ、ご確認くだしあ。
法人設立~本店移転申請するまでの経緯
私は、今まで勤めていた会社から独立するため、2019年8月20日に株式会社を設立し、10月1日~前職で一緒に働いていた方と事業を開始しました。
9月末までは会社員でしたので大した準備ができなかったのですが、日本政策公庫から融資を受けるために「まず会社設立してきて★話はそれからダ★」と言われたので、最初は自宅住所地にて株式会社設立をしました。
その後、無事に融資が受けられることとなり、事務所を借りることが出来たので、事務所の住所地に本店移転をしました
会社設立をしたことのない方のために少しご説明いたしますと、会社を設立するには法務局に申請書を提出し、受理される必要があります。
受理されると株式会社が設立でき、登記簿謄本という書類が誰でも取得できるようになるのですが、この登記簿謄本には、会社の基本情報いろいろ、会社の本店住所はもちろん、代表取締役や役員の氏名と更に住所までも記載されます。
余談ですが、女性経営者の方で、自宅住所が誰にでも分かってしまうため、たぶんそれを見て自宅へストーカーが来たことがあるという恐怖体験をされた方がいました(´・ω・`)
会社に関することに変更があれば何でも法務局に届け出ねばならず、私の場合、本店住所を新しく借りた事務所にしたかったので当初、設立した時の自宅住所ではなく、事務所の住所を『本店移転』として届け出る必要がありました。
それから、私事ではございますが、2019年11月22日に入籍をいたしました!(『入籍』という言葉は正しくないのですが、分かりやすく今回は『入籍』と表現します。このへんのことは私より詳しい方がたくさんいますので、つまりはおググり下さいませ。)
登記簿に記載される取締役や役員の名前は戸籍名でなくてはなりません。つまり、私は氏名変更をまた届け出ねばなりません(´・ω・`)
もう、ほんとにね、めんどくさいんですよ、コレが
司法書士さん等に書類作成するお金がなかったので(ケチった)まぁ、このご時世ネットで調べたら分かるやろ。。。とタカをくくっておりましたが、ぜんぜん分からない(´・ω・`)
梅田にある関大スタバで頭を抱えましたね。。。(スタバさん、いつもWi-Fi使わせていただいてます。ドリップで2,3時間粘ってすみません、ありがとうございます。)
「本店移転 書き方」とかでググると司法書士さん等のブログが出てくることは出てくるんですが、肝心なことが書いてない。。。
肝心なことが書いてない、みたいな歌詞の歌あったよね??と思ってググりました。ほんとうにGoogleさん、ありがとうございます。その代わり個人情報いっぱい提供しています。
で、肝心なことが書いてないみたいな歌詞は結局分からず、なんなの。。。気になる。。。wow wow 誰か分かったら教えてくれ
法務局のサイトの記入例に騙されないで
なんかタイトルがみんな歌詞に読めてくるw
法務局のサイトを見ると、もちろん法人登記申請についても、本店移転などの変更申請についても説明と記入例と申請書のデータがダウンロードできるようになっています。(ご丁寧に一太郎ファイルまであるよ)
ここ見ると法人登記から内容変更まで、それぞれに必要な申請書類とその書き方が掲載されていて、かなり充実した内容です。すごいなぁと思いました。司法書士さん等に依頼してなくても、申請できるように分かりやすく情報公開されてるなぁと。ほとんどの場合が問題なく手続きに必要な書類を揃えられると思います。ただ一点を除いては。
基本的には申請書記入例の赤字の説明を読みながら、記入していけばいいです。が、私がどうしても書き方、手続き方法が分からなかったのが「登記すべき事項」です。
「登記すべき事項」の書き方
記入例を見ると、「登記すべき事項」の説明には『別紙のとおりの内容をオンラインにて提出済み』と書いてありその後ろに赤字で『登記すべき事項をオンラインにより提出してください。詳しくは法務局のホームページをほにゃほにゃ』と書いてあります。
結論から言います。オンライン提出必要ありません。(でした)
この登記・供託オンライン申請システムっていうのでオンラインで簡単に申請できるんだー★と思っていたのですが、どれだけ説明を読んでも、いろんなサイトを見ても、このシステムのアプリをダウンロードしてもさっぱりパーマン猿3号分かりませんでした。
2~3時間、関大スタバで唸った後、ええいめんどくさい!ままよ!と、天満橋まで自転車をぶっ飛ばし、16時前に大阪法務局の登記相談ブースに行ったら『今日は受付終了です。予約制ですので明日からの予約を承ります』と言われ明日にするかしょうがないなぁと思っていたら奥にいた男性が、『まだ終了時間まで5分あるから見てあげるよ★』と言ってくれてやったー!マジで優しいおじさんサンキュー★ってな感じで見てもらい、そのまま提出に至り無事に本店住所が変更されました。(あの時のおじさん、ほんとうにありがとうございました。)
ほんとうに「登記すべき事項の書き方」
他の箇所は赤字の部分に沿って書いたら大丈夫です。「登記すべき事項」の下に以下のように書きます。
「本店」〇〇府△△市□□町 **-**(本店移転先の住所)
「原因年月日」令和〇年△月□日移転(移転した日)
以上です。
・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・
もう一度言います。以上です。
たったこれだけです。は?マジでこれだけ?って思いません??
マジなんです。私の1日返してって感じしょ??
株主総会議事録とかは他にも用意しないといけないものはありますが、あとは申請書が書ければ、ホチキスで止めて判子押して収入印紙貼って出すだけ。不備がなければ3営業日後くらいに本店移転が記載された登記簿謄本が取得できると思います。
ちなみに氏名変更の場合
他の箇所は本店移転と一緒です。「登記すべき事項」の書き方は、
「役員に関する事項」
「資格」取締役
「氏名」山田花子(田中花子)←カッコとじで旧姓を書く
「原因年月日」令和〇年△月□日 田中花子の氏変更
※代表取締役にもなっている場合は追加で以下も記載。
「資格」代表取締役
「氏名」山田花子(田中花子)←カッコとじで旧姓を書く
「原因年月日」令和〇年△月□日 田中花子の氏変更
これだけです★
文章だと分かりにくいので記載した文書の画像を貼りますと↓
本店移転で一度内容変更の申請をした経験があったものの、早めに相談に行っておいた方がいいと思い、法務局の登記相談ブースに予約を入れてあらかじめ作成しておいた上記の申請書を見ていただいたところ「完璧ですね★」とのお言葉をいただきました(`・ω・´)シャキーン
株式会社設立や登記事項変更で不安な方は、とにかく法務局の登記相談に行った方がいいです。予約をお忘れずに★
出来なかったことが出来るようになることは楽しい
突然の事業部閉鎖、独立決意、株式会社設立、事業開始。。。と8月から初めてのことだらけでしたが、何とか12月末には入金されそうな目途もたち、こんなnoteまで書けるくらいになりました。
「将来、自分で事業をやったりお店を持ったりしたいなぁ~」とぼんやりと夢想することはあっても、いざ実際に独立!起業!となる程の熱意はなく、このまま介護業界で会社員として今の会社でぼちぼち働いていくのかなぁなんて思っていました。
なのでまさか、会社設立のための書類作成なんてすると思っていませんでしたので、さまざまなことを調べに調べまくり、そして有難いことに起業家の夫(@shwan_arai)がおりますので過去の経験を聞くことができ、何とかかんとかやれております。
今まで知らなかったことを知り、できるようになっていく毎日は予想以上に楽しいものでした。毎月、定額のお給料が入ってくる訳でもなく、困ったことがあっても上司や会社が代わりに矢面に立ってくれることもありませんが、私にとっては日々がとても充実していて、わくわくします。
まだまだこれからですが、毎日を楽しみながら目の前の方のお助けになるような事業をコツコツと頑張っていきたいと思います。
そして今回は、私と同じことで困っている方がいるのではないかな?と思ったので、このnoteを書きました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!やっていき!
※司法書士さん等の資格を持たない人が会社設立の代行はできない、と法務局に張り紙してありました。もしこのnoteがその行為に当たると判断される場合、消すこともあるかと思います。
よく分からないので、知っている方がいたら教えてくださいー(´・ω・`)