見出し画像

牧場の朝を3個一気に食べるのは子供のころからの夢であり大人ができる小さな贅沢


男もすなる日記といふものを 女もしてみむとてするなり

 というわけでもないが、思うようにやりたいことのできない日々が続き精神が道頓堀川なみに淀みつつある。何かしないではいられない。なのでこうしてnoteなるものを始めてみることにした。

 基本的に何か書きたいこと伝えたいこと壮大なる思索の成果あるいは啓蒙哲学人生論の類があるわけでは断じてない。これはおそらくその日その時に思いついたことを適当に書き連ねていく程度のものである。ある種の日記であり、好きなもの嫌いなものへの感想文でもあろう。人とのコミュニケーションを絶たれつつある一端の大学生が己の言葉への欲求のみに従って思考の断片をばらまいていく。そこに双方向の意思疎通がなかったとしても自分の考えたものを書き言葉という形で残しておきたい。というよりは輪郭のあやふやな思考に少しでもはっきりとした形を言葉によって与えるプロセスを経たい。

 たぶんそんな感じのものである。


 というわけでタイトルの通りです。ヨーグルト結構好きなんだけども個人的には市販のヨーグルトはデザート的なヨーグルトとがっつり乳製品としてのヨーグルトの2種類があると思っています。乳製品的ヨーグルトは例えばブルガリアみたいな割と濃厚でチーズのようなコクがあるものですね。しっかりお腹にもたまるので食事の代わりにしたこともあります。タンパク質の味がしますよね。

 そしてデザート的ヨーグルトというのが加糖されてて大抵は小さなカップに入った甘いやつです。実にいろいろなものがあります。グリコのヨーグルト健康みたいに寒天で固めたあっさりしたもの(これはどちらかといえばヨーグルト味のゼリーだと思う)や、チチヤスみたいにそれなりに濃厚さを残したものなど。そして、これらの小さなカップに入ったヨーグルトって3連や4連のパックに入っていることが多い。

 小学生くらいの時からこういうヨーグルトが好きで、でも実家の冷蔵庫に入っていても基本的に家族の人数分であったり1日1個であったりと好きに食べられるイメージはなかった。

だからこそこういう甘いカップ入りヨーグルトを心ゆくまで食べてみたいと思うようになるのは当然の帰結であり、すべての子供(とその心を忘れない大人たち)の夢なのだ。

 そして牧場の朝というのはその欲求を満たす上で最もふさわしい。地元にあった中央乳業のヨーグルトは2個セットであったが、2個ではやや量が少ない。もう少したべたいと思ったところでなくなってしまう。チチヤスは4個セットだがこちらは逆にやや多く4個も一気に食べるとさすがに飽きが来る。その点牧場の朝は3個である。3個というのが実にちょうど良い。少し寒天を加えたややあっさりのヨーグルトは大人の胃をほどよく満たすためには3個というのが最もふさわしいのだと初めて牧場の朝3連一気食いをした時には感じた。

 そしてこのテのヨーグルト一気食いの魅力は何と言っても1個目を食べ終わってもまだ2つも残っているという充実感にある。子供の頃は1個で我慢していたものを自由に食べられる幸せ。これを最も手軽かつ健康的に実行できるのが牧場の朝だというわけだ。書いてるうちに食べたくなってきましたね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?