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【遊学】6月9日〜10日(グラナダ)

本来ならばバルセロナにもう少し滞在するべきだろう。本格的な滞在一日というのはバルセロナに失礼である。とはいえ、ここまで急ぎでバルセロナを発つことには理由がある。アルハンブラ宮殿の予約した訪問日が迫っているのだ。

イスラム圏の文化とキリスト圏の文化がたびたび出会う街グラナダにアルハンブラ宮殿はある。その見事な建築様式の融合は多くの人々を惹きつけ、年中訪問客でいっぱいである。例によってそのような場所は先んじて予約を取る必要があり、僕の場合は3週間前の大まかな旅程をもとに、6月10日に予約を取っていた。パリ滞在が予定より1日伸びたために、その皺寄せがバルセロナに来たというわけだ。

◯6月9日

この日はもっぱら移動日である。バルセロナ-グラナダは電車で6時間半と中々の距離である。地図で見た限りではそんな気はしなかったのに、、、

グラナダに着いたのは夕方ごろ。とはいえ、この時期のスペインの日没は21:30と、日本の感覚でいう夕方が適切な表現かは分からないが。笑
電車がビュンビュンとすごい速さで走った影響で耳がキーンとなり、そこが起点となり頭痛がするなどしたのでこの日は翌日に備えてゆっくりと休む。

とはいえ、何もしないのはそれはそれで嫌だったので、少しだけ近所をお散歩。グラナダ大聖堂の周りを歩いたり、市庁舎で行われていたフラメンコを観たり。

グラナダ大聖堂

◯6月10日

この日は大本命であるアルハンブラ宮殿へ。アルハンブラとは、イスラム語で「赤い城塞」を意味するアル=ハムラーがスペイン語で発音する際に訛ったものとされており、薄茶けた宮殿の色にその名残を感じることができる。

この地の歩んできた歴史が反映されたように、時代時代によって異なる人々が建設・増築を繰り返して今に至り、建築様式の違いをはじめ、敷地内の建築物のそれぞれの役割などにもその特色は色濃く現れている。

それらはとにかく圧巻という他ない。また、夜の見学も可能であり、こちらはライトアップされていてとても綺麗。僕は行かなかったが、先輩の写真を見た限りだと、写真映えは夜中の方がするのではないだろうか。

グラナダの街並み
中庭
中庭(2)
アラヤネスのパティオ
(夜間は水面の反射がより明快)
獅子のパティオ
二姉妹の間

とにかく圧巻のひと言に尽きるアルハンブラ宮殿。機会があれば是非

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