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【遊学】5月25日(全仏オープン)

◯全仏オープン!!!

全仏オープンの開幕は28日の日曜日なわけだが、では3日も前にどんな野暮用で行くのか?

予選決勝を観に行くのです

正確には予選決勝で使っていないコートでやっている本線選手の練習を観にいくのです(僕の行ったこの日には予選に出場していた日本人選手たちは残念ながらみんな敗退してしまっていたので)。

というわけで、まずはセンターコートのフィリップ・シャトリエへ!朝イチの最初の練習はアルカラスとワウリンカ。
アルカラスは歴代最年少で世界一位に登り詰めたイケイケの20歳。この数週間前にジョコビッチから1位を奪還して本大会には第一シードで臨む。一方のワウリンカはBIG4全盛の時代に3度のグランドスラム優勝を経験しているベテラン。もちろん本大会の優勝経験もあり。ダイナミックな片手バックが特徴の選手。

アルカラス
ワウリンカ

練習が終わると、次の選手が練習を始めるまでの間で選手たちからサインや写真を撮ってもらえる。そうとは知らず、選手たちとは真逆の席に座ってしまった。痛恨の失敗である。アルカラスとワウリンカのサイン欲しかったな、、、

落ち込む間もなく、次の練習がスタート。次はメドベージェフとレヘチカの練習。
メドベージェフはロシアの選手で、今までのテニス界にいない面白いフォームで回転量の少ないショットを打つ選手。手足が長く、その分の守備範囲の広さでジョコビッチとはまた別種の鉄壁を誇る。クレーコートは苦手だが、直前のクレーコートのマスターズを獲っているが、、、?
レヘチカは僕はよく知らないチェコの選手だが、同郷のレジェンドのベルディヒがコーチをしているとか、いないとか。現在の日本のエースの西岡選手も注目している選手。

メドベージェフ

観たい選手はいっぱいいるのに、時間が足りない!
本当はもっとじっくり観ていたかったが断腸の思いでセンターコートを出た。すぐ近くの2番コートでは同じくロシア出身のルブレフが練習していたので覗いていく。その見応えのあるパワフルなテニスに加え、愛される人柄からルブレフの練習は狭い観客席が既に満席。ヒッティングではなく、トレーニング中だったので、そそくさと次のコートに


ルブレフまで1m

向かった先では僕の大好きな選手、デミノーがいる。彼はオーストリアの選手で、偶然観ていた2018年の若手のツアー最終戦で彼のプレーを観て以来、ずっとデミノーを応援してきた(それこそ錦織よりも笑)。彼からは絶対にサインと写真を撮ってもらいたいので、先ほどの反省を活かして近くに陣取る。
練習相手はバウティスタ・アグートというスペイン人選手で、硬派なテニスをするベテランだ。あわよくば彼からもサイン等もらいたい!!!

練習後はいっぱい人が群がる中、なんとか両人からツーショットとサインを帽子にいただいた。この度で得た何よりも代え難い思い出である。

左からデミノー、ゴファン、バウティスタ・アグート
(ゴファンはこの後もらいます)
デミノー
バウティスタ・アグート
次の練習で待っていたイズナー、デカい!!!

この後はまたセンターコートに戻ってジョコビッチの練習を見学。あわよくばサインを、と思ってジョコビッチのベンチサイドに座ったがスタジアムはほとんど満員。練習なのに、、、!
すごい集客力だなと感服。とんでもない人の波にサインは諦めました。

ちなみにジョコビッチは他のプロに比べて練習中のファンサが多い。ずっと「ジョコビーッチ!」て声をあげていた最前列の小さな子のところに駆け寄って帽子をプレゼントしたり、急にイバニセビッチのサーブを真似して笑いを取ったり。

奥に小さくジョコビッチ笑
サインを求める人が多すぎてセキュリティが出てくる始末

まだまだ行きます。笑
次は西岡選手と並んで、日本人男子でたった2人の本戦選手が一人、ダニエル太郎選手の練習を見学。打球音がとんでもなかった。笑

日本人選手ということもあり、観客席には日本人がちらほら。練習後はみんな日本語で「あの、写真撮っていただいてもいいですか?」と。なんだか全仏オープンの会場で日本語を使うのは変な気分だった。笑
頑張ってください!

ダニエル太郎選手

この後はお土産屋さんへ、予約していたフェイスタオルを受け取りに。物販が充実していてとても良きでした。ボールボーイの着ているユニフォームを買うか最後まで迷ったが、「そんな金はない!」と誘惑を一喝。強い心で立ち去った。
個人的に、ストリンガーたちが働いているのを生で見れたのは良かった。選手たちの細かな要望に応える影の功労者。ラケット一本を20分ほど仕上げる感服の職人技。僕が自分で張ってた時は平均で1時間、調子が良くても40分を切ることがなかったのに、まったくすごい技術である。

ストリンガーたち

そろそろ帰ろうかとも思ったが、まだまだ観たい気分。そのまま次のコートへ。ダブルスの名手のブラジルのクボトと、オーストリアのピアーズの練習を見学。
クボトは去年観に行った楽天オープンのダブルスを優勝していて、それ以前から好きな選手であったが以来さらに好きになった選手である。ただ、サインはもらわずに次のコートへ(少し後悔している笑)。

クボト

次はもう試合の最終盤に差し掛かっていた14番コートの予選決勝へ。ここではフランスの地元勢のプイユが戦っている。一時は世界ランキング10位まで上がっていたが、肘の怪我で戦線離脱。復帰後は調子が上がらず、プレッシャーから一時は鬱病やアルコール中毒にも陥った彼のドン底からのカムバックをみんなで応援。
世界ランキング645位にして本線出場を決めた。会場は大盛り上がりで楽しかった。

プイユ勝利の瞬間

興奮冷めやらぬ中、最後に向かったのはゴファンの練習。ゴファンは錦織と同世代のベルギーの選手で、元世界ランキング8位だ。怪我でランキングを落としたものの、相変わらず機敏に動いて、綺麗なフォームでボールを打つ。
練習相手はオーストリアのポピリンという選手。大きな体の割に機敏に動き、ダイナミックなショットを放つ、観ていて気持ちのいい選手である。

サインなどに応じるゴファン

この時期のフランスは日の入りが遅く、19:30を回っているのにまだ日が明るい。流石にそろそろ疲れてきたので帰ることに。
最高の1日でした!!!もしグランドスラムを観に行くのであれば予選決勝にも行くことをお勧めします!詳しくは別のノートを書く予定です。

次は初戦を観に、30日にここへ戻ってくる。ではまた!

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