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【遊学】4月7日(ヴェネツィア)

◯猫のいる本屋さん

ヴェネツィア2日目のこの日、朝ご飯も食べずにハズレの宿を抜け出し本島へ。道中で二人とも旅行バッグを預けていくことに。僕はその日泊まる宿に預けたが、エントランスに入っただけで今出てきた宿よりもいい宿であることが確信出来て一安心。ヴェネツィアで同期の荷物を預けたところから本格始動。

朝ご飯を適当に済ませたり、道中にあった綺麗な教会など少し寄り道しつつも、最初の目的地である猫のいる本屋さんへと向かう。ここは僕らより少し前にヴェネツィアへ行っていた、これまた高校の同期がお勧めしてくれた「Libreria Acqua Alta」という本屋さん。
中は平積みの本がびっしりとあり、猫さんは好きなところで日向ぼっこをしたり、少し高いところから人間を見下ろしたりしていらっしゃいます。
この日は2匹の猫さんに出会えました。アレルギー持ちじゃなかったら触らせてもらったのだが、、、

日向ぼっこする猫さん
ご飯を待つ猫さん

◯サン・マルコ寺院、ため息橋

その後、ジェラートを食べながら向かったのはサン・マルコ寺院。ヴェネツィアで最も有名な大聖堂であるが、この日はイースターであったため信者以外は立ち入り禁止となっていた。
なんだか最近こういうこと多い気がするぞ笑

残念な気持ちを抱えたまま僕らは近くにあるため息橋へと向かった。ため息橋という名前はその一説として、昔ヴェネツィアにいた囚人が処刑台へ向かう時にこの橋を渡り、最期にヴェネツィアの美しい景色を見て後悔からため息を吐いたことに由来するというものがある。

死を目前に公開した時に出てくるものとして、果たしてため息が一番多いものなのかは甚だ疑問である。しかし、サン・マルコ寺院に入れなかった僕らがそこでため息を吐いたことは言うまでもないだろう。

ため息橋(渡ることはできない)

◯お別れの時間

ヴェネツィアの行きたかったところを粗方周り終わった後も結構時間には余裕があった。同期がマルコポーロ空港で一泊するとのことだったので、20:30くらいまで適当にヴェネツィアの街で時間を潰した。

まだ見ていない教会に入ったり、人生で初めてのVAPE(電子タバコ)にむせたり、景色のいいところでゆっくりしたり、、、
早めの夕食としてレストランでピザを1枚食べたのだが、ピザ1枚€7に対してチャージとして€5取られたので結果的に€13の支払いに?!チャージについてはなんの言及もなかったし、こんなの向こうの匙加減でいくらでも調整可能じゃないか、と憤りながら店を後にした。

夜も更けてきた20:30僕らはバス停に向かった。僕は駅前の宿へ、彼はマルコポーロ空港へ。僕は彼の帰路の安全を、彼は僕の残りの旅の安全を祈ってお別れした。
パリと合わせてとても楽しい1週間でした。どうもありがとう。

◯ホステルの夜

ホステルについてシャワーを浴びてゆっくり過ごしていると、同室の二人組がやってきた。二人は双子だそうで、現在リトアニアの大学に通うインド人だそう。とはいえ海外生活が長く、インドには一時帰国くらいでしか行ったことがないとのこと。

二人が気さくな性格だったことも手伝って、すっかり仲良くなってしまった。同い年くらいだと思っていたら3つ歳が離れていた。それなのに学年は1つしか変わらず、聞けば彼らは飛び級で大学に入ったらしい。16で高校を卒業し、今の大学に入学したとのことで、世の中には大層優秀な人がいるものだと感心した。

寝る前に「UNOやろうぜ!」と誘われてUNOをやったが、日本で慣れ親しんだそれとは絶妙に異なり面白かった。
まず、カードの裏表に数字がそれぞれ別の書体で印字されている。片方は日本で一般的に売られているデザインで、もう片方はネオンのようなデザインだ。最初は普通の面を使い、特定のカードが場に出るとカードを裏返してネオンのデザインの方を使う。そしてこのネオンのカードの特殊カードは+5や、指定した色が出るまで引き続けるなど、容赦のない内容のオンパレード。逆転要素も強くとても面白かった。

彼らは翌日ヴェネツィア観光に繰り出し、僕は次の場所へ移動するからということで、一晩しか一緒でないことを惜しみながら、「リトアニアに来ることがあれば声かけてね」と言ってくれたにで、当然僕も「日本に来ることがあれば〜〜」と言っておやすみした。

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