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【遊学】5月24日(ケルン→パリ)

さて、早いものでヨーロッパを旅行するようになって2カ月が経った。全く知らない土地と文化で暮らすと言うのは中々刺激的なもので、楽しいは勿論、それと同じくらい大変だったりもする。何故僕がその辛さ、大変さに耐えてきたのか。そう、全仏オープンを観たいがためである。

全仏オープン、またの名をローラン・ギャロスはテニスの四大大会が一つであり、全てのテニス選手はこのタイトルを取ることを夢見て日々練習に励んでいる。中でも全仏オープンは四大大会でも唯一のクレーコートのサーフェスであり、泥くさい試合や他のサーフェスでは起こり得ないアップセットが起こる場所である。僕はいつもその熱気を画面越しに感じてきたわけだが、今回はそれを生で体験しに行く。
チケットを購入した3月15日からこれがずっと楽しみだった。明日ついにローラン・ギャロスへ行くのだ。

◯お別れ、パリ

明日は早朝から会場入りしたいため、今日の夜にはパリにいたい。すなわち、この一週間大変お世話になり、良くしていただいたグリゴール宅を出なければならない。昼前の電車に乗るため、朝ご飯もそこそこに支度をしてケルン中央駅まで送ってもらった。この一週間のお礼をしてお別れ。

この旅でもうケルンに来ることもないだろうと、最後に電車の時間ギリギリまでケルン大聖堂を見学。2回目でも変わらずの大迫力。本当にすごい建築物だな、と。

何度見てもすごい、ケルン大聖堂

パリまでは、ケルンから直通の電車がTGV(フランスの鉄道会社)から出ているのだが、TGVは前席指定席のため僕のユーレイルパスを持ってしても€34ほどかかってしまう。流石に高すぎるでしょ、と色々探し回った結果、ケルン→ブリュッセル(鉄道)、ブリュッセル→パリ(バス)が一番安いと判明。€12ほどでパリまで行けましたとさ。

パリのバス停から宿へは大体30分ほど。今回は物価の高いパリに長期の滞在ということで、なるべく安い宿を探した。驚いたことに、この時期のパリは宿がまあ高い。ホステルでも一泊€40ならいい方で、平均で€45〜50くらいかそれ以上の感覚。

そんな迷える子羊たちの救済となっているのが、パリにある日本人宿のドリームハウス。通年で€25で固定であり、この時期のパリとしては破格の値段。普段は日本人宿には行かない僕も、流石にお金がないので藁にもすがる思いで予約。
この時期はパリのファッションウィーク(パリコレなど)のオーディションなどとも被っているそうで、日本から来たモデルさんたちがいっぱいいた。もちろん、旅人も。普段生きていたら関わり合いになることのない人たちに出会うことができる楽しい場所です。

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