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【遊学】4月2日(ミラノ・ガルダ湖)
◯ミラノのドゥオーモ
夜行バスに揺られること9時間ちょっと、イタリアはミラノに到着。初めてイタリアの大地を踏みしめました。
この日は小さい頃からお世話になっている知り合いのお家にお世話になるため、お家のあるガルダ湖の最寄駅に夕方までに着けばいい。それまでの時間は暇なのでミラノ1日観光を敢行。
まず向かったのがドゥオーモ。ドゥオーモというのはその地域で1番の大聖堂を意味するそうで、その名に違わず立派な教会だった。
一般的にドゥオーモでお金を取られるケースは少ないそうだが、今回はその限りではなかった。ドゥオーモの内部見学と併設美術館がセットになったチケットを購入。一応事前に予約しておけばドゥオーモのテラスに登ってミラノの街を一望できるらしいが、今回はチケットが売り切れてたので断念。
中は非常に広く迫力があったものの、正直この後イタリアの各所で見ることになるそれぞれのドゥオーモに比べるとそんなに自分好みではなかった。博物館にはミケランジェロの『バンディーニのピエタ』が見れるはずだったが見つからず。ネットで見た天国の扉も見つからなかったことから、別の博物館に入ってたのかな、、、?
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◯スフォルツェスコ城博物館
ドゥオーモを見た後はスフォルツェスコ城へ。城を囲む砦の中には無料で入ることができ、芝生でのんびりしてる人も結構いた。砦の入り口付近ではまたしてもミサンガ売りがおり、今回は声すらかけられないように、と足早に通り過ぎた。
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気分で入ったお城だったが、博物館に長蛇の列が成されており気になって調べてみると、あのミケランジェロの遺作『ロンダニーニのピエタ』があるとのこと。しかも、このピエタはミケランジェロが作った4つのピエタの中でも最晩年のもので、死の直前までこの作品に取り組んでいた未完の彫刻とのこと。そんなの見たいじゃないか。
係の人に恐る恐る値段を聞くと、「今日は無料だよ。早く並んだほうがいい。」とのこと。日曜日で無料で入れるなら、こんなに列が長くなるのにも納得である。
スフォルツェスコ城博物館の見どころはミケランジェロのピエタだけではなかった。そもそもの常設展示である中世の鎧や武器、そのほかの考古学的遺物の数々は見ていてすごく楽しかったし、「アッセの間」というダヴィンチのテンペラ絵画で埋め尽くされた一室もある。生憎、現在はその大部分が修復作業中につき天井の一部しか見れなかったが、部屋一つ丸々使った作品というのは面白そうなので、ぜひ見てみたかった。
『ロンダニーニのピエタ』はメインの博物館内にはなく、見落としたのではとオロオロしながら係の人に尋ねると「ここからデカい庭に出て右の建物にあるよ」とのこと。そんな建物あったっけ?と半信半疑で言われた道を辿ると、ピエタの幟が風を受けてこちらに手招きをしている。
中は思いの外すっからかんで写真も撮り放題で、ピエタの周りを何周しても誰の迷惑にもならなそう(流石に白い目で見られるだろうが)。
ミケランジェロが道半ばで亡くなってしまったため、ピエタも足の部分の方だけが完成に近い状態であった。
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◯ガルダ湖へ
そうこうしてる間に電車の時間も近くなってきたのでミラノ駅に戻ることに。ミラノはここには書ききれないほど楽しさで溢れており、名残惜しいながらも駅まで歩いて帰る。
(実は観光地となっているところから駅までは徒歩で30分ほど離れている)
ガルダ湖で昔からの知り合いと落ち合った後は、地元のレストランへ連れてったもらった。Desenzano(デセンザノ?)という街で、曰く、ムッソリーニが最後を過ごした街なんだとか。後で調べたが、ドイツの傀儡であったイタリア社会共和国が拠点を置いたのが北部ガルダ湖畔のサロというところだそう。
それにしても非常にのどかなところで、先ほどまでいた街のあちこちで楽器演奏が聞こえるミラノと同じ国にいるのか疑いたいくらいだった。
現地の人も料理もみんな温かく、「もうずっとここでええやん」と思ったり。
ここで食べたプロシュートは今まで食べた生ハムの中でいちばん美味かった。そして生まれてこの方20と余年、それほどリゾットというものに興味がなく、数えるほどしか食べたことがなかったがここで食べたリゾットはびっくりするくらい美味かった。リゾットを練習しなければ、、、!!
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