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【遊学】5月23日(ブリュール)

◯アウグストゥスブルク城

明日は昼前にはドイツを発つので、居候の実質最終日であるこの日は、まず家のベランダの風避けの新調から始まった。一人では骨が折れる作業と聞いていたが、なるほど、確かに一人では難しい。しかし、手伝いに入ればそこまでキツい作業ではなく、程なくして終了。

昼食をおすすめの日本食レストラン(2回目)で美味しくいただき、いざブリュールへ。この日連れて行ってもらったのはアウグストゥスブルク城である。このお城(宮殿)にはすぐ近くに城主が鷹狩りの際に泊まった別邸もあるのだが、思いの外早い閉館時間ギリギリだったため、別邸は今回は断念。

アウグストゥスブルク城は18世紀に時の選帝侯にしてケルン大司教であった、クレメンス・アウグスト・フォン・バイエルン(長い)によって建造された。中はロココ様式の壮麗な作りとなっており、国庫を圧迫してまで買いまくった美術品の数々が展示される。
入場券にはオーディオガイド代も含まれており、日本語の解説が聞けるので気軽に楽しめる場所だと思う。ただ写真撮影ができる場所が限られているのでご注意を。

来客を迎えた階段ホール

庭園はどこかシェーンブルン宮殿のそれを彷彿とさせるようなデザイン。宮殿内にはマリアテレジアの肖像もあったりと、親戚筋にはあたるそうなので当時のトレンドだったのかしらん。

庭園

庭には当時、宮廷外で男女がイチャコラするための背の高い生垣に囲まれた空間があった。今まで何度かこういうのは見たが、イチャコラするためだったのか、、、!
しかも庭が砂利なのは足音に気づいてイチャコラを一時中断させれるようにらしい。ほんとに?笑

円形の高い生垣が例のそれ

庭園はファルケンルストという鷹狩り用の別邸にもつながっているそう。この鷹狩りに必要な素養というのは政を上手くこなすのに必要な素養と同じとされていたそうで、当時の有力者はその腕を磨くのにお熱だったそう。

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