赤ちゃんはどこから生まれるかを教えた頃の話

こんにちは。
noteはその日のTwitterがネタもとになりがちな木賀ちお🐧です。

今日Twitterで見かけたのは、大人になると起こるからだの変化、特に月経をどう教えるか。という話題でした。

私には中2の娘がいるのですが、小さい時一緒にお風呂に入っていたので、月経については私が生理の時、お風呂で実際に経血を見せて教えることもありました。

それよりずっと前には、赤ちゃんがどこから生まれるか、ということを教えていたのですが、これには理由があります。

と言うのは、出産予定日を過ぎてもなかなか生まれる気配がなく、管理入院になった頃、お腹の中にいた娘に急激な心拍数の低下が見られたため、緊急帝王切開によって、娘はお腹を切って取り出されたのです。

そのため、赤ちゃんはお腹を切って生まれる。というのが娘にとっての正解です。

「赤ちゃんが生まれる時には、あなたのようにお医者さんがお母さんのお腹を切って出てくる子もたくさんいるし、ほかにも、お母さんのおまたから出てくる赤ちゃんがもっと多いよ。
だけどかあちゃんは、麻酔で寝てる間にお医者さんがお腹を切ってくれて、あなたが生まれたから、どうやって生まれてきたのか覚えてないんだ。」

自分が生まれたときの話を聞く娘は、どういうわけかいつもなんとなく神妙な顔をしているように見えました。

全身麻酔から覚めたあとはひたすら子宮の収縮する痛みと傷の痛みのダブルパンチに耐え、やっと娘に会えたのは出産の翌日だったので、それまでは家族が録ってくれたビデオで娘の様子を見ていました。

あまりに可愛らしい動きに、思わず笑ってしまい、傷口がますます痛んだのを覚えています。

母親だというのに、娘に会えたのは家族の中で一番最後だったのでした。

なんならたまたま病院に陣中見舞いに来ていた友達の方が、私よりも先に娘に会ったぐらいです。

そんなわけで、赤ちゃんがどうやって生まれてくるのかについて、経験をふまえて語ることができない私にできるのは、概念としての着床から出産までの話だけです。

父ちゃんからもらった赤ちゃんの種がお腹の中に入ると、お腹のなかでだんだん大きくなって、赤ちゃんになってお腹から出てくるんだよ。

お腹のなかで赤ちゃんが寝るベッドは、お母さんの血で出来ているんだけど、赤ちゃんの種が入ってこないときは、ベッドはそのままおまたから出て、また次の月に新しく作られるよ。

という話をよくお風呂の中で聞かせていました。

また、お風呂から出たあとに生理用品の使い方を教えたりしたのもこの頃でした。

娘は大事な話だということを理解して、真剣に聞いていました。

もう少し大きくなって字が読めるようになると、私の本棚にある内田春菊さんの「私たちは繁殖している」シリーズを読んで理解を深めました。

みっちり人生が詰まった本で面白いし役に立ちます。私は育児書や育児雑誌は一切読まなかったのですが、私たちは繁殖しているだけは独身時代から読んでいました。

文字が読めるようになったら、子どもにもぜひ読んでほしいマンガです。

女の子だけでなく、子どもたちがさらされやすい危険についてもしっかりと言及されているため、親としてどうやって子どもを守り育てるかのヒントも山盛りです。

マンガとしても面白いので、もしまだ読んだことがないならぜひおすすめします。

ではまた明日。








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