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れいわローテーションとれいわ新選組の今後

久しぶりに自分の意見を長々と書きたくなったのでnoteを立ち上げて書いてみる事にした。

皆さんこんにちは

今回のれいわ新選組が打ち出した『れいわローテーション』私の中でもこの数日で賛成、反対、賛同と気持ちが二転三転し今でも気持ちの整理が完全ではない状態です。まずは発表後の私の気持ちの変化を時系列と共に振り返ってみます。

水道橋博士参議院議員が昨年より病の為、議員活動を休職されており今後の進退も心配されておりました。年が明け通常国会が間近に迫ったこの時期に辞職という発表がなされ水道橋博士におかれましては悔しい気持ちもある事かと思います。しかし、病状の回復がまだ見込まれない中、本人の苦渋の決断というのもあり辞任は責められる事ではないと思います。一日も早い回復をお祈り申し上げます。

ここから水道橋博士の辞職に伴い参議院の繰り上げ当選という事が発生します。水道橋博士がれいわ新選組から比例代表として先の参院選で当選した事は周知の事かと思います。通例であれば水道橋博士の個人名得票の次点である大島九州男さんが繰り上げ当選となり残りの5年余の任期を務める事となります。が、れいわ新選組は水道橋博士の辞任発表と共に記者発表した事とは…

『れいわローテーション』たる聞いた事もない奇策だったのです。

比例による個人名得票

山本太郎代表が発表したれいわローテーションとは繰り上げ当選後に務める残りの任期5年を比例で個人名得票の多い順の5名で1年ずつローテーションして務めるというものでした。発表を聞いた時は正直、いろいろな意味で唖然としましたね。

直近の任期を大島九州男さん(もちろん繰り上げ当選で自動的に大島九州男さんが当選しますので当たり前)が努め任期を1年とし、1年後に辞職してもらって次の1年をその次の次点である長谷川羽衣子さんが繰り上げ当選の上、務める。以下、同じ手順でローテーション。

衝撃を受けましたがおそらく私の中では5分後ぐらいには感情は感動に変わっていたと思います。「そんなやり方ができるんだ。なんて画期的!」表現したらこのような感じでしょうか…

この会見を受け一番私が感じた事は水道橋博士の無念と意志を最大限活かし、れいわ新選組の中で議論された結論であり、それに同意してくれた今回のローテーションに携わる方々、特に本来残りの任期を全うできるはずの大島九州男さんに感銘を受けたし素晴らしいチャレンジだと思いました。それと同時に1年で結果を残せるのか?残せないのであれば私自身もこの取り組みには批判せねばならないな。という考えがありました。

会見を見終わり俯瞰で見た時、ローテーションするという事は実際の憲法上問題ないのか?という疑問も残りました。通常、参議院というものは任期が6年、途中の解散がない事から辞職などしない限り6年間の任期は全うできる職である。今回、病により不慮による辞職を受け繰り上げ当選になる訳ですが1年後にローテーションを目的として職を辞する。これが問題ないのか?認められるのか?という点です。実際のところ日本ではもちろん前例がない事です。なので定められたルールが存在しません。逆に言うと、認めないというルールも存在しないという事です。

山本代表の発表では今回の取り組みは不慮であった事に加え実験的な要素を踏まえた今回に限りという前提の上、携わる皆さんの同意のもと決定したものという発言がありました。

先ほどの参考資料にもあるように先の参院選での個人名での得票はこれからローテーションで任に就く方々は水道橋博士の得票とは大きく離されております。れいわ新選組がこの参院選で比例で得た政党としての得票は2,319,156票でした。その内、投票用紙に「れいわ」(政党名)と記入されたものが2,074,147票。これは、れいわ新選組に投票した有権者の内、個人ではなく政党に投票したという人が89%を超えていたという事になります。もちろんこの結果は参考に過ぎずローテーションを正当化するものではありません。しかし、党として今回の取り組みに至った材料であった事は間違いないと私は思います。

以上の事を経て私はこの件に対して賛否両論出る事は予想しておりました。支持者の中にも納得できない人は必ず出るだろうと…

案の定、SNS上では様々な意見が飛び交い賛成や反対、賛同の声、批判の嵐ありました。私はその中でもひとつの訴えをする方の発信に目が止まりました。その方は大島九州男さんの選挙をボランティアとして近くで支えてこられた方で今回のローテーションの決定に関して疑念を抱かれている内容でした。それを見る限り、事実としてあってもおかしくない内容でした。私はこれを見て大島さんが心から納得していないローテーションはすべきではない。という思いに真っ先に感情に変化が起こった事は覚えています。とはいえ、山本代表の会見では全員の同意のもとという発言があった事も事実で、携わる方々も会見の場に立ち会ったのも事実です。しかし、経緯の過程で大島さんが納得をせざるを得ない状況ではなかったのか?そうであるなら心からの納得ではない。と私は思いました。

私の中では、この腐りきった日本を変える可能性がある政党は今はれいわ新選組しかないと思ってる人間なので、理想の話しをしてしまえば、今回のローテーションを採用する議論で山本代表がローテーションの提案をし大島さんが「素晴らしいチャレンジだ。ぜひやりましょう!」というやり取りがあり決定した。という仮想を想像していました。ですが、恐らく…これも仮定の話しになりますが山本代表は先の選挙での個人得票を元にこのローテーションにチャレンジする事がれいわにとって必要な事だ。という前提で皆さんに賛同を取り付けたのではないかと思います。大島さんはれいわの為になるなら自分より他者を優先し尊重される方だと私は思います。実際、山本代表は後日、街頭演説の場で大島さんの同意、賛同がないと実現しなかった取り組みであり大島さんには快く同意して頂いたと発言してますし、それに伴う同意書も携わる方々と交わしているという事でした。

街頭演説という公の場で放たれた山本代表の発言。これを私は疑問視する必要はないとこの時、感じました。ここで本当は本人たちの気持ちは無視して強行したんじゃないのか?なんて勘ぐりをしていては何の解決にも何の前進にもならない。はたまた大島さんの今の決意を無下にすると私は思いました。この件に大島さんが言及しないのであれば山本代表の言葉に偽りがないという事であり、それを信じるしかありません。

1年という限られた期間ではありますが大島九州男さんはじめ長谷川羽衣子さん辻恵さん蓮池透さん依田花蓮さんには存分に国会で実力を発揮して頂きたいと思います。これは大きな岐路であり他の国会議員の脅威でもあります。1年で結果を残す議員がいるのに6年間何をしているか分からない国会議員がいては話になりません。そういった意味でも必ずそれぞれに結果を出してもらいたいですし、国会の活性剤になって頂かなくては困ります。私は皆さんの経験や引き継ぎをスムーズにする為に次期に控える方は前任の任期中にはぜひ秘書として活動してもらいたいという希望を密かに提案しております。賛同して頂ける方は同じように声を上げて頂ければ届くかもしれません。

このように今回のれいわローテーションの一件でも様々な声が飛び交いれいわの行う行動は常に話題になります。私は今回の件、どのようにしていたらまた違ったかな…というのも考えました。

【水道橋博士の辞職は避けられなかった。繰り上げ当選でれいわの議席は担保されている。何か新しい取り組みはできないものか。れいわローテーションというのどうだろう。まずは骨組み(この段階での仮の仕組み)を発表する。大島九州男さんが繰り上げ当選する。】

ここからは少なくとも1年の猶予があるのだからもっと審議をしたりオーナーズに意見を募ったりリモート会議のようなものを開いて一般の方を含めた議論をしたり、このような事ができなかったのか?というのが私の考えです。

今年から山本代表とは別に大石、櫛渕共同代表という2人の役職も増えボランティアにもっと寄り添う、支持者の方の声も大事にするという取り組みを実現するのであればこの私の提案はまず党本部が思いつき実行してもらいたかったです。そしてこれからのれいわ新選組にはぜひ取り入れて欲しいと願います。

2023.1.21
キース


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