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はははのはのはなし

昨年8月初旬に初めて新型コロナウイルス陽性になり
2日間の高熱とその後の喉の激痛を乗り越えると
味覚嗅覚がゼロになった

自宅療養期間(発症から5日間)を過ぎてすぐ怒涛の取材週間に入り
休みなくドタバタしていたところ
9月初旬唐突に右奥歯に激痛が走る⚡️

ここ数年たまに痛くなることがあったが
市販の鎮痛剤を飲んで騙し騙しいたのだが
今回の痛みはなんか違う…これはやばそうだ

ランチに食べようと成城石井のシンガポールラクサ(好物)を買っていたのだが
そのまま地元駅直結の歯科に飛び込む

レントゲンを撮る
先生「…歯周病が進んでもう骨が溶けてない状態ですね。炎症してブヨブヨの歯茎にかろうじて歯が刺さっている。ほらグラグラです。これまでも痛みとか出血ありませんでしたか(ちょっと怒っている)」
私「たまに…あったと思います(小声)。治す方法ないですか」
先生「ここまでくるともう治療はできないですね。治りません」
私「とにかくこの痛みをなんとかしたいんですが」
先生「薬だと一時的におさまりますが根本は治ってないのでまた痛くなりますよ」
私「…抜くしかないですか」
先生「抜くしかないですね」
(30秒くらい考えて)
私「じゃあもう抜いちゃってください」
先生「じゃあ麻酔しますね」

と麻酔を打たれ5分くらいで奥歯を抜かれた
本当にグラグラだったようだ

しかし歯を抜いたらそれはそれで「痛い」というのをウッカリ忘れていた…
シンガポールラクサは父のランチになった

翌日もまだ痛みと血がじわじわ止まらなかったので歯科に駆け込むと
「『血が止まらない』っていうのは、口の中が血であふれるくらいの状態を言うんですよ」
と諭される…すみません

無事に止血もできてそれから1週間に1度歯科通いになる

…歯医者嫌いでもはや前回通っていたのがいつだったかも思い出せない状態
当然のごとく抜いた奥歯以外の虫歯の治療もスタートし…

治療した歯の“被せもの”を銀かセラミックか(保険適応)
はたまた10年保証付きの“ジルコニア”か(保険適応外)
サンプルを見せされるとそりゃあ「ジルコニア」がいいに決まっている

まだあと10年はたぶん何もなければ生きそうだし
この数年いや十数年歯医者に行かなかった分をお支払いしようと
ジルコニアの歯を2本お願いする

そして抜いた奥歯のところはインプラント決定
溶けてしまった骨の再生を待つこと3カ月
(カルシウムを積極的に摂りました)

何とか無事に骨も再生
「人間の治癒力、生命力ってすごいですね」
と思わず口に出る

そして今年1月初旬にインプラント第1弾
土台を入れる手術を施行
30分くらいで終わる
口の中から工事中の音が聞こえてくるのは
やっぱり怖かったけれども…

無事に土台も入りまたここから土台が安定するまで3カ月ほど置くと

先生「歯を入れる前に親知らずを3月下旬くらいに抜きますから」
私(聞いてないよ〜!!)

ということで私の口内環境が整うのはまだまだ先になりそうです
痛いのもういやだけど…仕方ない

もう少し生きるために

#冬のボーナスは全部歯に変わりました


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