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いつから?小学校お受験の準備

小さいお子さんを持つパパ・ママなら、一度はわが子の小学校受験について考えたことがあるでしょう。有名私立小学校への狭き門を突破するには、いわゆる「お受験」と呼ばれるように、親子できっちり対策するのが一般的。

とはいえ、いつごろから準備すればよいのか、どんな勉強をするべきなのか、そもそも受験は必要なのか、わからないことも多いはず。

小学校受験の準備やおうちでできる対策などについてお伝えします。

準備はいつから?

小学校の入学試験が行われるのは私立が11月、国立が12月。そのため、受験の準備はその1年前となる、子どもが幼稚園の年中さん(4~5歳)の秋にスタートするのが一般的です。

というのも、試験では季節の植物の名前や行事についての問題が多く出題されます。1年前から準備しておくことで、四季を体感できるので受験対策になるのです。また、食事のマナーや整理整頓といった生活知識が問われることも多く、これらを身につけるためには普段の生活の中で少しずつ身に付けるしかありません。

いずれにせよ、早めに準備しておくに越したことはないでしょう。

どんな試験がある?

多くの小学校で行われているのが、ペーパー(プリント)試験や行動観察です。

ペーパー試験だけ点数が高ければ良いというものではなく、協調性やコミュニケーション力などさまざまな角度から判断されます。

また、パパやママが最も緊張するのが、面接試験。答えた内容だけでなく、立ち振る舞いや校風と合っているかなどもチェックされます。

最初にやるべき準備

その1:志望校を決める

お受験を決心したらまずは、インターネットや学校情報誌などでいろいろな小学校の情報を集めましょう。そして、その中から第一志望を決めます。所在地や学費はもちろん、教育方針や中学や高校の付属校への上がり方など、念入りに確認しましょう。

志望校が定まると、この先のスケジュールが立てやすく、学習塾や幼児教室も選びやすくなります。

その2:学習塾・幼児教室を選ぶ

一般的に、小学校受験は家庭での対策だけでは難しいと言われています。専門の講師から、アドバイスや志望校の対策など、ネットではわからない情報も得られるので、可能であれば塾や教室に通うのがおススメです。

自宅から通えるところにある志望校に強い学習塾や幼児教室はどこか、志望校に合格した子たちは塾や教室でどんな勉強をしていたのか、などを調べてみましょう。

その3:学校見学

春になると毎年、年長さんとそのご家族を対象に、小学校で説明会が開かれます。

そこで初めて志望校を訪れる前に、年中さんの春ごろから学校に見学しに行くご家庭が少なくありません。

可能であれば、年中さんのうちに一度志望校に足を運んで、通っている子たちの生の姿を見ておくことをおススメします。

おうちでのお受験対策

前述したように、小学校受験は筆記試験の成績だけで判断されるわけではありません。子どもたちの総合的な人間力が見られるので、受験に向けて日ごろから対策しておく必要があります。

たとえば、挨拶や会話の受け答えの仕方はもちろん、おはしの持ち方から洋服のたたみ方といった生活習慣は、ふだんのしつけがものをいいます。こうしたものはどれも1日で身につくものではないので、1年かけでじっくり教えていきましょう。

また、保育園や幼稚園だけに頼らず、節分やひな祭りといった季節の行事をおうちでも大切にしましょう。週末に家族で季節の花を見に出掛けたりして、実体験として季節を感じると、子どもにも季節感が強く印象に残ります。

さらに、ぜひおススメしたいのが、絵本の読み聞かせ。育脳や情操教育としての効果はもちろん、ストーリーを聞いて内容を理解する練習にもなるでしょう。

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