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上手くクラス運営ができません。

今回の事例は2歳児クラス担任(4年目)からの相談です。2歳児クラスの国の職員配置基準は、子ども6名に対して保育士1名です。このクラスの園児数は12名で保育士は2名です。
担任の位置づけとしては、リーダー、サブ担任となります。
【保育士編】事例6

◆クラス運営、保育の基盤となるもの

保育士は日々指導計画に沿って1日を過ごしています。
計画については、保育園の全体的な計画(保育園の骨子)⇒各クラスごとの年間指導計画⇒月間指導計画⇒週間指導計画⇒日指導計画の全ての計画から連動し、PDCAサイクルを用いて実践していきます。

これは、子どもの姿を「○○保育園に通うと○○のような子どもの姿になる」ところから見通し、子どもの成長発達を年間で分割し、養護と教育の視点から週ごと且つ日々の活動まで詳細に計画として落とし込むことにより、小学校に向けて子どもたちが生活内容と教育的思考を学ぶべきことを記したものです。

この計画を下に、各クラスの担任はクラス運営の基盤を正しく認識ことが大切になってきます。

◆日々のクラス運営をこなすのに追われる

保育士から聞こえてくる言葉…。
「毎日、1日をこなすのがやっとなんだけど…。子どもたちに保育らしいことできてない気がする。日々に追われて子どもと余り遊んだりできてない。」

この原因について保育士からは、
「日々の生活習慣を教えることだけでなく、毎月の書類の期日が差し迫る、行事の準備や季節ごとの制作の準備もあります。残業はあまりできないし…。焦りしかない。」

と言う声が聞こえてきます。

あえて確認しますが、

「そもそも、その計画が無理じゃないんですか?」

保育士は、計画に追われすぎて計画を回すことに必死になっていることがあります。

保育の中で1番需要である、子どもとの関わりやゆとりはいずこへ…。

◆自分たちの業務内容を見直す

自分たちが立てた計画に焦りや危険を感じたり疲れを感じた際は、計画を見直しましょう。あくまでも計画は「ねらい」を達成するものなので、「ねらい」が現状の子どもに対して高い設定になっていないか、もしくは、保育士側から見て子どもを導いて行ける内容かどうか見直しましょう!

活動を1つ減らしても、子どもたちは笑顔で過ごします。むしろ、子どもたちにしてみれば、活動(やらされてる感満載ならなおのこと)が減り、ゆとりをもって遊べるわけですから、

「やったー!Freedom!!イエーイ!」

と、のびのび自由に遊びまわると思います。

その時の笑顔は最高ですよ!!

◆園長・主任に相談する

保育園内で全体責任者は園長です。保育の統括は主任の位置づけになります。まずは、自分たちで業務内容や仕事の分担を整理し、解決策が中々導けない時は上席に相談しましょう。

保育士の業務負担は、上席である主任や園長がクラス担任の保育力を把握し、業務負担を適正に把握しておく必要があります。

クラスの運営方法が迷宮入りしてしまった際は、自分たちの力不足等と自責の念に駆られることなく、速やかにクラス運営の改善についてテコ入れしてもらうことが、子どもたちのためにも最善且つ最速の改善方法です。

◆まとめ

・クラス運営は決して焦らない!!
・子どもの成長に合わせて計画を立て、無理な内容にしないようにしましょう!

保育士の皆さんがのびのびのび太君のように穏やかであれば、子どもも穏やかに育ちます。
のび太君になるかは別ですが…。

保育士の皆さん、応援しています☆




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