お子さんは自分の意見が言えますか?
「お子さんは自分の意見が言えますか?」
家族とは一緒に過ごす時間が多いので、共通の話題も沢山あるし、大人が気持ちを汲み取ることもできます。だから自分の意見がうまく言えなくてもそこそこのコミュニケーションを図れます。
でも先生やお友達とは、自分が何を考えてどうしたいのか、相手に何を理解して欲しいのかをうまく伝えられない場合が多くなります。
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自分の意見を言えない理由
としてこんな事が考えられます。
①言うのが恥ずかしかったり、思っていることを言ってはいけないと感じている。
②意見を持つために必要な情報を知らない。
③表現の仕方がわからない。
④自分の意見そのものがわからない。
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これからは「自分はどう思うのか」「何をしたいのか」という、自分の意見をきちんと相手に伝えることが、今まで以上に重視されるようになるでしょう。その為には、小さい時から自分の意見を言葉で相手に伝える練習が必要です。
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皆さんのお子さんは、自分の意見をきちんと伝えられますか?
「わからない」「何でもいい」しか言わないなんてことありませんか? はっきりと意見が言えないお子さんが意外に多いように思うのは私だけでしょうか?
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①の対応
自分の意見をはっきり口にするのは恥ずかしいと思う人は、過去に自分の発言について何かを指摘された嫌な経験などかあるのかもしれません。
「あなたはどう思う?」と積極的に聞くこと、その返事に対しては、「なるほど〜」と尊重し認めてあげること、「どうしてそう思うの?」などと具体的なやりとりをして、自分の考えを否定されることを恐れる気持ちや、間違えて恥ずかしかった経験に対して、大丈夫!と思えるような上書きをしてあげて欲しいです。
②の対応
情報かない為に返事ができない場合、それは単に知らないからわからないのです。
お子さんに、選択、質問方式で意見を聞いてみて下さい。
「何がいいの?」とか「どうしたいの?」などと質問したところで答は同じ。
言葉を教えながら選択させることが得策です。選択する為には考えなければなりませんね、考える為のヒントを加えながら、「夕飯に何食べたい?」ではなく、「ガッツリお肉食べたい?それともサラッと素麺にする?」みたいなね!
必要に応じて提供したり、考える為のヒントを投げかけたりして、サポートをしながら内容を深めてあげることが大切です。
③の対応
自分の感情や意見はあるけれど、どう表現したらいいのかわからない場合。
大人が一歩先に立って、気持ちに当てはまる言葉や表現で代弁してあげることがとても大切です。彼らはその言葉と自分の気持ちをリンクさせながら学びます。
「不安なんだね」「ワクワクしてるんだね」…子供達の表情を見て言葉にしてあげて下さいね!
「ヤバイ」「マジ」などの言葉だけで感情を表現している子供達…これは危険です!
④の対応
そもそも自分の意見がわからない!多少は思い浮かんでも、その先の気持ちがわからないお子さんって実は多いです。
どうしてそう思ったかという理由を付け加えることで、内容に深みが出てきます。
何か別のものと比較すると具体的になりますよ。
「あの時より楽しかった?」みたいな比較対象を作ることで、より感情を引き出すことができます。
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大人だって考えが周りの人と違った時、相手の顔色を気にして自分の意見を引っ込めたり、周りの意見や雰囲気に合わせてしまったり……。きっと多くの人が経験していることですよね。
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意見を言えるお子さんにする為には、その意見がどんなものであっても、一度は受け止め、意見が言えない時には、AかB〜のように選択肢を用意してあげたりと、情報を提供しながら自分で意見を言うタイミングを積み重ねることが大切です。
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子供達は全員違う、だからそれぞれに適した対応の仕方をしながら、その時々を丁寧に見守ってあげることなんです。
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今を満足しないと、先の子育てはもっと不安になります……、そんなものだと思いませんか?
だからこそ今を急がずその子その子のペースに寄り添う〜ことに力を注いで欲しいのです。そうすることで子供自身にも自分で意識し考えるゆとりが生まれます。
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意識する
判断する
決める
意見する
この流れができて欲しい!子供達の様子を見ていても、良い気付きをしているのに表現できない……なんてことがよくあります。
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意識する・判断する・決める…この流れがスムーズになると、当然「自分の考え」も定まってきます。意見も言えるようになってきます。
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主体的に物事を選択できる力を培うということは、自分の考えを確立できるということ!
するべき事を自分で決められるということと、自分なりの考えをしっかり深められるということは、表裏一体だということです。
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子供達の「自分で判断する力」を育てる為には、子供自身が自分で意識して考えて、自分で物事を決める経験を重ねることが必要ですね。
幼い頃から小さな自己決定を重ねていけば、自分の意見を表に出すこともできるようになるのではないでしょうか?
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子供自身の意識が育つことによって、自分で決める力を付けることにもなるのだと思います。そして意見することにも、動けるようにもなるのだと思います。
「聴く力」「伝える力」 「人の気持ち(心理)を汲み取る力」の3つの力があわさって、コミュニケーション能力が判断される……、日々の生活の中でできることを少しずつ意識し、これからの社会に通用する人材になって欲しいものですね!
まずは心の声を出すことです!
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