医局なしで生き抜くフリーランス後期研修医の注意点

こんにちは、ポンです。

昨今の医局離れでフリーランスのまま、
専門医取得を目指す先生もいらっしゃるでしょう。

専門医制度は大学に重きを置いており、
フリーで専門医を取得するために、より正確な情報が必要となっています。

今回は一般的で王道キャリアである各診療科の専門医、指導医を目指す
上で、とくに大学医局から離れて実施する場合における注意点をまとめます。


キャリア設計

キャリア設計は自己責任です。
自分の担当する領域で、習得すべき分野を自分で把握する必要があります。

ほとんどの診療科で、すべての分野を一つの病院で習得することはできないでしょう。

適正なキャリア形成・能力習得を目標にすると、数年ごとの異動もやむえません。

腎臓領域で上げると

  • 腎炎・ネフローゼ(腎生検や免疫抑制療法)

  • アフェレーシス(血漿交換、吸着療法等)

  • 電解質異常

  • 慢性腎臓病(保存期~透析導入)

  • 血液透析(特に慢性期)

  • バスキュラーアクセス

    • シャントPTA、シャント造設、長期留置カテーテル

  • 腹膜透析(カテーテル留置、腹膜炎等)

  • 腎移植

将来的にすべてを行うことはないでしょうが、
経験があると、紹介するときも患者さんへの説明がしやすいです。

医局のメリット・デメリット

キャリア形成

望もうとも望まざるも、異動があります。
異動させることで、診療科の全体の知識・技術を習得させています。
異動自体は、医師からすれば負担ではありますが、
期限付きの仕事は、気楽な面もあります。

医局毎で取扱う疾患・分野が異なります。
医局の見学に行けば、習得できる分野、逆に取り扱っていない分野も分かります。

医局にも、人事以外でも気を付けないといけない点があります。

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