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Sarmizegetusa:サルミゼゲトゥサ

8/10、ルーマニアにあるサルミゼゲトゥサという、古代都市の遺跡に行ってきました。

このサルミゼゲトゥサは、その昔ローマ帝国に属州にされるまで、ダキアという国の首都であったりと、その歴史的経緯からルーマニア人にとって、非常に重要な場所です。

しかしながら、クラスメイトに行ったことがあるか聞いたところ、9割近くが行ったことがないという場所でもあり、以前からとても興味がありました。

ほとんどの人が行ったことがない理由としては、遺跡が山の中にあり、アクセスが悪いことが挙げられます。(Costeștiという最寄りの街からは20km離れています)なお、去年は土砂崩れで道が通行止めになったりするなど、お世辞にも簡単に行きやすいではないことから、2017年8月現在、日本語での情報はほとんどありませんでした。

ローマとダキア
98年 トラヤヌスがローマ皇帝になる
101年 以前からダキアに興味を持っていたトラヤヌスが主導し、ダキア戦争が始まる
106年 2次にわたる戦争の末、首都のサルミゼゲトゥサがローマ軍によって陥落し、ダキア属州になる

イギリスのストーンヘンジのような感じでした。

写真を見ていただければわかるように自然に溢れた、一見の価値ありといった、とても良い場所でした。

遺跡では、現在でも発掘調査が続けられていました。

なお、最寄りのCosteștiの街から、片道20kmを当初は全て歩くつもりでした。しかしながら、歩いていたところ、行きは歩き始めて5kmくらいの地点で、帰りは駐車場(遺跡の1km手前地点)で、車に乗らないかと声をかけてもらい、結局、行きも帰りも車のお世話になりました。

特に帰りについては、少し離れたサブ的な遺跡にも連れて行ってもらいました。せめてもと思い、お金を払おうとしたところ、私たちも学生の時はバスや車なんかで色々旅行してたから、いいのよ、気にしないでと言ってくれました。

そのおかげで、時間をかなり短縮することができ、計画になかった、世界の名城にも入っているらしい、少し離れたフネドアラ城に行くことができました。

ヒッチハイクは危険なこともあるでしょうし、なんとも言えませんが、車の中で色々話もできたりと、今回に関しては、本当に良い出会いとなりました。

素性もよく分からない東洋人に声をかけ、快く車に乗せてくれたことに(行きは、女性の方が一人、帰りはご夫婦二人)、本当に感謝しています。

場所も素敵でしたが、それ以上に思い出に残る旅行となりました!

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