タワマンは買うな!

前書き
・珍しく、変態ではないマジメな話です。
・チントレ本や婚活本をお読みいただいた方に損をさせたくないので、人生で一番大きな買い物である住居の話題に少しふれておきたいと思います。

目次
1. タワーマンションは危険
 1-1. 災害時の停電
 1-2. 密閉空間
 1-3. 縦長
 1-4. はしご車も届かない
2. タワーマンションは維持費が高い
 2-1. 無駄な設備が多い
 2-2. 修繕費 高さ60mの壁
3. タワーマンションは住居としても微妙
 3-1. タワマンは壁、床、天井が薄い
 3-2. タワマンは治安が悪化しやすい
4. タワマンは高層オフィスビルよりも不利

本文
1. タワーマンションは危険
1-1. 災害時の停電

・武蔵小杉の事例でもわかるように、非常用電源は絶対ではありません。水没だけでなく、地震や火災による断線でも停電することがあります。
・火災により電源がなくなったら、エレベーターもスプリンクラーも換気扇もすべて止まります。煙が充満した内廊下を何とか階段まで這っていき、暗い階段を数十階徒歩で降りることになります。正直、生きて出られると思いますか?
・各階ごとに非常用電源やスプリンクラーを設置する等の対策も不可能ではありませんが、確実に維持費に跳ね返ります。
・そこまで考えるならば、いざという時に自力で階段で降りれる高さのマンションに住む方が無難でしょう。

1-2. 密閉空間であるため伝染病や煙の充満リスクがある
・多くのタワーマンションは内廊下と言われる密閉した廊下を採用していますが、この構造は様々な問題があります。
・特に大きな問題は、伝染病がうつりやすいことと、火災発生時の煙が中に溜まり続けて視界が失われるという点です。

1-3. 縦長であるため火災時に逃げ場がない
・ろうそくの炎を見てもわかるように、炎は縦に伸びます。
・横長で外廊下のある低層マンションの場合、火元から縦に炎が伸びるので横に逃げることが可能です。非常用の外階段が両端にあればさらに良し。
・しかし、縦長のタワマンでは逃げ道がありません。ただ上に上にと追いつめられるだけ。

1-4. はしご車も届かない
・多くの自治体の消防車のはしご車は高さ30mまでしか届きません。これより高い所の住民は、ヘリを待つか自力で降りるかの二択を迫られます。


2. タワーマンションは維持費が高い
2-1. 無駄な設備が多い

・プールやトレーニングジムなど豪華設備を売りにしているタワマンが多いですが、それを維持するのは入居者自身です。決して建設業者が維持してくれるわけではありません。
・維持費を減らしたいのであれば、共用設備が最小限のマンションを選びましょう。

2-2. 修繕費 高さ60mの壁
・建設後10年も経てば外壁の修理が必要となりますが、高さ60m以下/以上で修繕費は大きく変わります。
・高さが60mを超えると、外壁修理の足場が組めなくなるため、ゴンドラを使う必要が出てくる。結果、修繕費が1.5倍以上に増えるのです。

3. タワーマンションは住居としても微妙
3-1. タワマンは壁、床、天井が薄い

・タワマンは縦に伸ばすために軽量化しているため、低層マンションと比べて柱は太いのですが、壁は薄くなります。結果、防音、断熱、防火などあらゆる面で低層マンションより不利になります。

3-2. タワマンは治安が悪化しやすい

・タワマンは投機対象にされたり、ホテル替わりに使われることも多いため住民の入れ替わりが多く、治安が悪化しやすい点も問題です。
・入口に警備員を立たせても、中の住民が微妙ならば意味がありません。

4. タワマンは高層オフィスビルよりも不利
・オフィスビルが大丈夫だからタワマンも大丈夫ではないか。そう思われるかもしれませんが、違います。
・オフィスビルの持ち主は企業や公共団体であるため、少なくとも所有者が老衰で死亡して持ち主不明になるリスクはありません。維持、管理費の意思決定も、所有者が少ない分容易です。
・また、オフィスビルは住居ではないため、ふとんやカーテンなどの可燃物も少ないため、火災対策も容易です。

まとめ
・タワマンの利点は、虫が来ないことと風景が良いことぐらいです。
・賃貸で短期間楽しむならばともかく、購入はお勧めできません。





























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