名取千手観音堂(奥州三十三観音第5番札所)

第5番札所の名取千手観音堂は、宮城県名取市にある札所で、奥州三十三観音霊場の中で唯一個人宅の庭に祀られている観音さまです。

御本尊の千手観音は、高さ60㎝ほどの寄木造の観音さまです。

由緒、作者、制作年代は不明で、一説では、上増田村にあった宝鏡院というお寺にあった観音さまではないかと言われています。

来歴が一切不明という謎多き観音さまですが、お堂を管理する佐藤家の護持仏として代々守り続けられてきました。

ご詠歌の作者が安倍重任(安倍貞任の弟)であることは、歴史の古さを物語っています。

個人宅のため駐車場はありません。付近にある名取市民体育館の駐車場を利用しました。

御朱印は観音堂横に設置されたポスト?に入っています。賽銭箱に300円(朱印代)を納めていただきます。御本尊の写真も一緒に頂戴しました。

【ご詠歌】きえぬつき つみもそれそと いまぐまの だいひおうこの あさかすみかな

【宗派】なし

【本尊】千手観世音

【住所】宮城県名取市増田字柳田385-4


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