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利尻働き日記

2023年8月4日(金)から利尻島に着き8月5日(土)から牛女・佐野さんの叔父さんが経営している旅館に住み込みで働かせていただいている。

休業前はお笑いなどでかき集めた10万円前後を月の生活費にして暮らしていたので、きちんとしたバイトをやるというのはかなり久しぶりで、毎日緊張している。

主な仕事は午前中はお客様が使うお部屋のベッドメイクなど、午後はキッチンでお皿を洗いまくる、みたいな事をして、夜はお風呂に浸かってベッドで寝かせていただいている。

キッチンの仕事は大阪時代にチェーンの定食屋でバイトしていた事があり、洗い場はその時に経験があるので少し流れが理解できる。

久しぶりにバイトをして気づいたのは、先輩に「これをこうしてこうやって。あ、間違ってこうしちゃダメだからね」と言われたら「はい!」と言ってすぐにその目の前で「間違ってこう」のほうをやってしまう、という悪癖がまだ残っているんだ、という事だった。

洗い場で食器の水切りの下に大きいスポンジが敷いてあり、そのスポンジが水を吸いすぎたら絞るのですがその際に「スポンジはこうしてこのまま絞ってください!あ!こうやって縦に折って絞らないでくださいね!破れちゃうんで」と言われ、速攻目の前で「はい!」と言って「こうやって縦」の方で絞り先輩の「びっくり苦笑い」を引き出してしまった。

こうしたらダメだ、と思うと緊張してなぜかそっちをやってしまうというのと、これがダメなんですよね?という最悪の確認を無意識のうちにしたくなるのかわからないが、高校生の頃からこれが全然治らない。

そういう事をやり続けてバイト先で怒られてばかりだったので、先輩の問いかけに「はい!」とすぐ返事するのは癖づいていてそれは29歳の今でも健在だった。

とにかく今は目の前の業務をやることに必死で、あまり他の方と話をする余裕もないのですが、今日晩御飯をいただいている時に(晩御飯は従業員全員でまかないをいただく)「渡くんもう残ってるご飯全部食べちゃって」と言われ「はい!!」と返事して炊飯ジャーのところに行くと、予想より割と多めのお米が残っており、全部盛ったらご飯がめちゃめちゃ山盛りになり、それを見た皆さんが笑ってくださっていて、多めに残ったご飯に助けてもらって一回笑ってもらえた。

とにかく久しぶりにこんなにがっつり働くことがなかったので、体が心地よくヘトヘトになっている。東京にいてもお金ないお金ないと思いながらコンビニ行って水とグミとか買って無駄にお金減らしてるだけなので、しっかり働かせてもらってしっかり寝る。めっちゃありがたい。

家を出る前日に、本を一冊だけ持っていこうと思って何にしようか考えていたら「やっぱりこれかなあ」と思って入れてきた本がやっぱりよかった。
大槻ケンヂさんの「オーケンののほほん日記ソリッド」です。

これは、大槻ケンヂさんが自律神経失調症を患われた(あらすじより抜粋)時期に書かれていた日記を本にしたもので、僕が中学の時に筋肉少女帯にハマり、大槻ケンヂさんを好きになって著書を買いまくってた当時に買ったもので当時からずっと好きな一冊なのですが、辛い時期に読むとどんどん好きになり、時が経つにつれどんどん大好きになっていった本です。特に1998年5月1日(金)の274ページのエピソードが大好きで、僕はもうそこを読むと自動的に涙が出る感じになってます。何ページだったっけな、と確認した今もそこだけ見て涙が出ました。最高!!筋肉少女帯のニューアルバムも最高!!今年は初めてライブに行ってみたいです。

明日も6時起きなので寝ます!おやすみなさい!
ヘトヘトに疲れてそれでも文章を書こうとすると箇条書きに近くなるんだと初めて知りました

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