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改善金額の出し方

2回に分けて掲載した「工数」と「ボトルネック」、
この2つは工場に勤める方は理解しておいてください。

知っていて損は無い!
恥をかく前に理解しておこう!

さて、今回はもう少し踏み込んで、改善金額の算出法と、これから改善する期待効果の出し方を整理しますが、

この時に使うのが「工数」であり、改善に着手する対象が「ボトルネック」になるのです。

先ず初めに、勿体ないと感じるケースを紹介します。
間違ってはいませんが、ここで停まってはモッタイナイ。

毎日行われる朝礼時間が15分だった職場が、様々な工夫をしたことで10分になったとします。

この時に、「改善した結果5分の時短ができました。以上です」というケースが改善発表会や業務報告で行われることです。

間違っている訳ではないですが、現場の実態をよく理解し、ある部分に着眼すれば、もっと腹落ちし、より実状に迫った正確な金額が出せるので、この機会に押さえておきましょう。

これをすれば、改善の努力の大きさが正当に評価され、更に次の改善に向けて応用できるので、改善が楽しくなるでしょう。

先程の朝礼の時短で、「5分時短できました」という報告と、この後で説明する「改善したことで、748,800円の効果を出しました」では、アピール度が全く違うことを確認して、詳細に入ります。

分と円で単位が違いますが、先述したように、ポイントは実態を正確に理解して報告することです。

(領収書の発行はお申し付け下さい)

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