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モヤモヤから解放されたければ6ゲン主義

現場とは何でしょうか?説明できますか?
では、現場力とは何でしょうか?

曖昧なまま現場主義を唱える方もいますが、実践力を高めるためには意味を整理しておきましょう。しかも出来るだけシンプルに。

現場  物事が起きている最前線
現場力 現場が主体的にPDCAを回し、期待される結果を出せる力

尚、PDCAとは、計画(Plan)し、計画に基づいて実行(Do)し、実行したことを評価(Check)し、計画が実現できるよう改善(Action)を続ける、マネジメントの基本サイクルです。

この「現場」に、「現物」「現実」を加えた「3現主義」があり、これは問題解決の基本行動であり、改善の鉄則です。

つまり、現場に行って、現物を手に取り、現実を確かめることでトラブルを解決する、またはトラブルを予防します。

3現主義ではない対応として、決め付ける、思い込み、先入観などが挙げられ、事実に忠実に従わないことから、改善活動では好ましくない姿です。

また会議だけで解決することも好ましくありません。
「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ」のセリフを思い出し、現場に行きましょう。

「データを見れば全て解るから、現場に行く必要はない」と部下に言われたら、上司のあなたは現場に行く必要性を、どのように説明しますか?

部下に言われて何も説明できないか、それとも理路整然と丁寧に説明できるか。ならば、何と説明するか?この機会に考えてみましょう。

私は改善指導者として、3現主義に従うことは当然ですが、更に3つの「ゲン」を加えて様々な課題解決を支援しています。

3つの中の2つは「原理」「原則」です。

例えば、自動車が動くための「原理」があり、自動車を動かす運転者は「原則」を守ることが求められます。

生産現場で発生する問題を解決するためには、物事の「原理」と「原則」を学び、確実且つ迅速に期待される結果を出すことが重要なのです。

残りの1つは「原点」です。

何のためにしているのか?何を目指して始めたのか?何を手に入れたいのか?目的は何か?このような「原点」を大切にする行動です。

XY座標は「X=0 Y=0」が原点であり、全ての位置は原点が起点になります。

私自身としては、2006年3月に創業した時の思いを「原点」とし、それを忘れる、またそこから反れてはなりません。

同様に、支援先の企業の皆様にも「原点」を大切にするよう助言し、「迷った時には原点回帰。困った時には基本回帰」を唱えています。

このように、3つの「現」に3つの「原」を加え、「6ゲン主義」を行動指針として改善活動を支援しています。

読者の皆様が仕事を進める中で、問題が解決できないことで、
ヤキモキしたら3つの「現」
モヤモヤしたら3つの「原」
を大切にして前進しましょう。

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