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【イベントレポート】生成AIを使って、未来のまちを創造しよう!

先日、滋賀県で開催された「創造体験フェス2024」にて、KICONIA WORKSのメンバーが生成AIを活用するプログラムの講師を務めました。
テーマは「生成AIを使って、未来のまちを創造しよう!」です。

「創造体験フェス」は、滋賀県長浜市・米原市内の小学5・6年生を対象とした、新しい技術を体験してもらったり、技術に興味を持ってもらったりすることを目的としたイベントです。

AIといった最新技術に子供たちが触れ、何かを学んだり感じ取ったりする機会を提供してほしいということで、長浜青年会議所様からKICONIA WORKSに声をかけていただきました。
AIの中でも生成AIが盛んになっていること、プログラミングがわからなくても作れることから、画像生成を生成AIを活用して行うプログラムを考えました。

当日は複数のプログラムがあり、KICONIA WORKSはそのうちの1つのプログラムを担当しています。

AIに触れたことない子供たちが多く、興味津々で聞いてくれています。

講座の様子

「生成AIを使って、未来のまちを創造しよう!」というテーマですが、AIが使われているシーンや使用する上での注意点を最初に伝えました。
参加した子供たちはAIという言葉自体は知っているものの、何ができるとかは知らなかったようで、動画サイトやECサイトでの活用例を話すことで身近に感じてもらえたようです。
また、生成AIを活用する際には著作権を侵害してはならないこと、生成AIによって世の中にはフェイクニュースも流れていることを知ってもらいました。

AIは上手に使うことでビジネスに価値をもたらしますが、生成AIの普及でデータの保護や著作権の問題が盛んに言われているように、使用時には注意すべき点も多々あります。今回の講座を機にAIに興味を持ってくれた子供たちが、将来的に正しくAIを使用していけることを願って、最初にこの話をしています。

さて、いよいよ本題です。
今回はチームでChatGPTを使いながら、「未来のまち」の絵を描きます。

子供たちにも分かるよう、プロンプトのフレームワークをKICONIA WORKSが用意しています。
「未来のまち」とあるけど、どのくらいの未来?
「まち」とは、どういう場所?
というように、「未来のまち」を描くために必要なポイントを5つ挙げました。

まずはKICONIA WORKSが実際に作ったもの、1回目のプロンプトで出てきたアウトプットをどう修正していったか、を見せました。
実際にアウトプットを見てもらうことで、生成AIへの指示も、家族や友達、先生へのお願いと同じようにわかりやすく言語化しなければ伝わらないことを学んでくれたようです。

子供たちもチームで「どんなまちがいいか?」のアイディアを話し合い、プロンプトのフレームワークに沿って考えていきます。
考えたプロンプトに沿って、サポートの大学生たちに手伝ってもらいながらChatGPTに入力します。画面に出てきたアウトプットを見て、「もっとこうしたほうがいいよね」「こういう風に出てくるんだ!」と驚きの感情も含め、ワイワイ進めていました。

「お寿司を無限に食べられるまち」等、子供ならではの柔軟な発想でまちを描いてくれました。

主催者の方からも、「子供たちが楽しんでくれることが一番で、楽しみながら技術に触れる機会を設けられてよかった」と嬉しいお言葉をいただいております。

サポートの大学生と一緒に楽しく取り組んでいただいたようです。

KICONIA WORKSの学び

KICONIA WORKSは、お客様と生成AIを活用したプロジェクトに日々取り組んでいますが、今回の小学生向け講座を実施したことで改めて感じたことがあります。

①わかりやすいフレームワークが大事


小学生向けの講座であったため、シンプルでわかりやすいことが、より求められていました。
今回講座を実施したエンジニアは、KICONIA WORKSの中でも特に生成AIのプロジェクト担当数が多いのですが、小学生向けにブラッシュアップしたフレームワークを考えてくれました。
お客様とプロジェクトを実際に進めているKICONIA WORKSだからこそ、今回のフレームワークは提示できたと思います。
今後お客様との案件でも、こういったフレームワークは場面に応じて考えていきます。

②アイディアと上手な使い方の両方が大事


生成AIが出てきて、アイディアがあれば誰であっても簡単に画像や音楽が作れるようになりました。
ですが、生成AIへの指示を的確に行うことや、生成AIの特性を理解して生成AI以外の手法も活用してアウトプットを出すことを検討する等、目的達成のための最適な手法を広く検討していく必要があります。
子供たちがプロンプトのフレームワークに沿ってアイディアを具体的にしていく姿を見て、アイディアを活かすためにも生成AIへの指示方法が大事だなと改めて思いました。


引き続き、KICONIA WORKSは、お客様の課題に対してAIなどの技術を駆使し、ビジネスの価値創造にコミットしていきます。


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