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コンサル一年目が学ぶこと


今回は「コンサル一年目が学ぶこと」の本の感想です。

仕事に対する気持ちから、実際に意識するべきテクニックなどが書いてあります。

要点

1.話す技術は「期待値」でうまくいく
2.仮説思考は「問題解決に速くたどり着ける」思考法
3.「議事録」は、書類作成の「キホン」が学べる
4.ビジネスマインドは「バリュー」から考える

1.話す技術は「期待値」でうまくいく

よくコミュニケーションスキルで重要視されるのが、「結論から話せ」「数字で話せ」「ロジックで話せ」といったものです。

本書でもそれらが取り上げられていますが、それらは以前紹介した本の感想にも書いてあるので割愛します。

今回は、著者が最も重要とするコミュニケーションスキル、「相手の期待値を把握する」について書いていきます。

ビジネスにおいていちばん大事なものが「相手の期待を超え続ける」ことです。

これは、どんな業種、業界問わず、ビジネスであれば基本中の基本です。

じゃあ、どうやったら「相手の期待値を超える」ことができるのか?

それは、「相手の期待の中身を把握する」ことです。

顧客や消費者、もっと言えば、上司が「何を期待しているのか」を、正確に把握します。

そして、何を期待しているのかわかったら、そのレベルにおいて、何が何でも相手の期待以上の成果を出すことを目指すことに価値があります。

相手の期待値が「どこにあるのか」「どの程度までか」を把握するためのコミュニケーションが必要になってきます。

もし、「期待値が満たせない」っていうなら、安請け合いしないことがベストと思われます。

2.仮説思考は「問題解決に速くたどり着ける」思考法

コンサルの思考術として有名なのが「論理思考」「仮説思考」「問題解決」などがあります。

ここで大事になるのは「仮説思考」です。

なぜなら、コンサルタントの思考のエッセンスは「仮説思考」のなかに詰まっており、一度身につけてしまえば、生涯使えるからです。

「仮説思考」とは、「はじめに仮説ありき」という考え方で、「ストーリーに沿って、あらかじめ調べるポイントを絞り込む」思考法のことです。

仮説思考は、今予想できる範囲で、ストーリーラインを描きます。

「もしかしたら、こうではないか?」という仮説のもと、リサーチを行っていくので、非常に効率的です。

もし仮説もなく、リサーチを行っても、得られるものは何もないでしょう。

3.「議事録」は、書類作成の「キホン」が学べる

コンサルの具体的な「デスクワーク術」についてまとめていきます。

デスクワーク術といえば、議事録の書き方、スライドの基本、効率のよい勉強法、プロジェクトの課題管理方法などありますが、ここでは初歩のテクニックとして「議事録の書き方」について解説します。

議事録の書き方は、新人の仕事の定番ですが、これほど文書の書き方が学べる機会はありません。議事録には基本的なルールや作法がぎっしり詰まっているからです。

まず、議事録の基本として、「日時」「場所」「参加者」「本日のアジェンダ」を書きます。

基本的に議事録は「その会議で何が決まったのか」を書きます。

4.ビジネスマインドは「バリュー」から考える

ビジネスパーソンに必要不可欠な「ビジネスマインド」。

それはつまり「バリューを出す」ことです。

バリューとは、「付加価値」のことですが、この付加価値が生まれる時とは、「相手がそこに価値を感じてくれた時」です。

「付加価値」とは、「自分がやりたいことではなく、相手が求めていることをする」ことです。

「価値」を決めるのは、他でもない「相手」です。自分ではありません。

目指すのは「他人に貢献すること」です。

相手にとって「価値がある」ことに目を向け、そこで「自分にできることは何か」を考えていきます。

「他人に貢献する」という気持ちを前提に動くと、価値が生まれるのです。

このことからビジネスにおいて、重要なマインドとは、いかに「相手に貢献できるか」にあったのです。

まとめ

読むこと、分かること、実行することは違います。

今、プライベートでも、仕事でも壁にぶち当たっている気がします。

今はテクニックよりも「マインド」

他人の期待値を把握し、その期待値を超える(もちろん他人に貢献すること前提で)

今一度自分の仕事に臨む姿勢ついて深く考えてみようと思います。

頑張ります。

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