白板症手術(前癌病変の前癌状態)を受けて


口腔がんの一つ舌がんの前癌病変であり前癌状態である「白板症」の手術を受けました。
詳細はまた別途記述しようかと思いますが、私の経緯とその概要の記述と、あとはもしもの時のためにそろそろ溜め込んできたアウトプットを少しずつでも出していこうかと思っています。

白板症とは

“白板症とはその粘膜の最も外側の部分である上皮が肥厚したもの(細胞数が増えて膨らんだ状態)で、その下の毛細血管が透けて見えなくなり、結果的に白く見える状態を指します。痛みはありません。顕微鏡で見て異形を伴う場合は、がんの前段階にあたる前がん病変として扱われます。”

出典元:社会福祉法人恩賜財団済生会
浜川 裕之 (西条病院 歯科口腔外科センター長)
https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/leukoplakia/

ざっくり概要

今年歯科医よりの紹介状により口腔外科受診し、白板症と診断される。
白板症は癌になりうる前がん病変とされるが、癌になるのは確率的には低いとされている。最初の細胞診においてLSILと少し異形成に傾いているので経過観察と言われるが3ヶ月後の再度の細胞診でHSILとなり手術をして切除することとなる。

手術までの時系列概要

2022年春頃

かかりつけ歯科医にそれ(舌の裏側)いつか診てもらうように言われる。
(最初はよく分かってなかったが、舌の右裏側が広範囲で白くなっている。)

同年6月(口腔外科受診&LSIL)

歯科医からの紹介状を元に総合病院口腔外科を受診
細胞診によりLISLと診断 →経過観察で定期通院
※医師よりは当初、通常10年以上かけてがんになるかならないかなので、すぐに手術するほどでもないけど、年齢的にはいずれ手術はした方がいいかなと言ったニュアンス。

同年9月(HSIL)

再度の細胞診でHISLと診断される。
→医師より早めの手術を促され、手術を決める。

同年9月下旬(高度異形成以上)

手術前検査において、病理診断で「高度異形成”以上”」と出る。
以上とはその上はがんのみ。
がんになると白板症より2倍切除が必要

同年10月(入院&手術&退院)

「高度異形成”以上”」でがんも否定できないとのことから、がんと同じだけ切ることに。

退院で今ここ

口腔がん

現在、ここ日本国においては非常に口腔がんが急増している。さらに今まではほとんどいなかった若年層にも増えてきているとのこと。

原因に関して

https://doctorsfile.jp/medication/252/

尖った歯や合わない入れ歯などの継続的な物理的刺激、酒やタバコ、そしてウイルスなどが原因と考えられているが、よくわかっていないというのが実情。

HPVとの関連性について

子宮頸がんの原因とされるHPVとの関連性について

米国ではHPVによる女性の子宮頸がんより男性の中咽頭がんのが多い

舌がんや白板症は?

医師によると中咽頭がんまではっきりとしたことがわかっていなくて”疑わしい”レベルとのこと

https://www.gojodental.com/diaryblog/口の中のがんの原因は?/

ネット上の情報を見るに、HPVが要因になり得るとの研究結果はいくつも上がっているが、中咽頭がんに比べて複数要因の可能性が高そうである。が、まだよくわかっていないのが実情のよう。

主観的感覚

自分としての見解は、また今度詳細を記述するときにでも。
とりあえず、若年層への口腔がんが増えているので皆さんもお気をつけを。

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