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アンティーク・コイン投資の基本1

アンティーク・コインとは何か?まずは、そこから記述していきます。
100年以上前の主にヨーロッパを中心とした金貨・銀貨・銅貨を指します。
それに対して100年以内のコインはモダンコインと呼びます。
特に日本人に人気なのはイギリスのコインになります。
イギリスの造幣局をロイヤルミントと呼びます。

写真は世界で最も美しいと言われるウナとライオンのアンティークコインになります。
ウィリアム・ワイオン氏によるデザイン。
価格は1枚で1億2,000万円ほど(オークションによる)

投資の面では投資家の0.1%としか知らないと言われており、世界でもアンティークコインの投資を行っている人は約200万人程度と言われています。
このコイン投資ですが、古くは2,500年前に遡り時の王様が自分の財産を持ち出して逃げられるようにしたのが始まりになります。
戦は勝ってばかりではありません、負けた時にリアカーを引いて金銀財宝を持つような余裕など無いのは想像に難しくないでしょう。

ポケットに入る財産の異名を取るのは伊達ではありません。
資産防衛として脈々と受け継がれてきたのは、これが世界で最初の投資であったからです。
親から子へ子から孫へと受け継がれ、何かあった時の保険のため、御守り代わりとして伝わってきました。
それがいつしか投資対象となり現在に至ります。
特にこの10年くらい急激に価格を上げており、人気のあるコインは数百万円程度で取引されます。


コイン投資の基本的な考え方は以下になります。
希少性・市場性・状態の3つが価格を決める要因になります。
また、コレクターの存在も大きく人気のコインがオークションに出る時は目玉の商品として取り上げられます。

安定した収益を出すには300万円〜500万円程度のコインを購入することが推奨されています。
これくらいの価格帯だとオークションで落札されやすく換金性が高くなるようです。
今後は更に価格が上がることが予想されます。

一昨年のアンティークコイン市場の平均的な年間値上がり率は22%ほど。
モノによっては利益率100%なんていうコインもザラにあります。
これは僕の印象ですが100万円くらいのコインの値上がり率が高いように見えます。
最近は良いコインが減ってきているので、直ぐに売り切れてしまうこともしばしばです。

現在は金融不安から現物投資へと移行しているので、銀座などでは高級品の欠品が相次いでおります。
資産価値の高い腕時計などは予約をしても試着すら出来ない状況です。
富裕層の方々は景気の動向に敏感なので、世の中の動きに対するレスポンスが高いです。
要はそういう方々の動きを観察していれば動向を掴みやすく情報収集する時間を省くことが出来ます。

巷で言われているロレックスマラソンという言葉があります。
例えば銀座のロレックスの店で目的の限定品の商品を買おうとしたら無かった。
それで六本木の店に行ってみたけど無かった、二子玉川でも同じ結果。
最終的に博多まで行ってようやく手に入れたという話があり、現在の資産価値の高い商品は手に入れにくい状況が続いています。
金融市場とは一線を画すので、現物資産の投資は景気の動向に左右されにくい傾向にあります。

リーマンショック、コロナショック、ロシア・ウクライナ戦争など全く関係が無いように順調に価格を伸ばしている投資方法であることは注目に値するのがご理解いただけるでしょう。

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