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2024/8/26『中盤力向上』あたふた局面の指し方

ご覧いただきありがとうございます!
中盤力向上に役立つブログです。

ぜひお楽しみください。

☆次の一手のレベル
推定アマ五段



今回も図Aについて、
 ①形勢判断
 ・玉の固さ
 ・駒割
 ・駒のポジション
 ・形勢はどんな感じか。
  勝勢(^_^)v  優勢  有利  自信あり  互角  自信無し  不利  敗勢  絶望(T_T)
 
 ②方針
・気持ちと指し手
 
 ③指す手
 ・ビシッと一手

を30秒考えてみてください。

図A




①形勢判断


🏰玉の固さ
先手も薄いですが、後手もそれほど固くありません。
34歩が刺さっていますね。互角です。

💰駒割
一歩損です。

🥎駒のポジション
先手の駒は上ずっていますが、働きとしては悪くありません。
後手の金銀はまったく使えていません。

77角が直射していますね。

🌞形勢
良い勝負にも見えますが、後手の玉に弱点がありそうです。
自信ありです。


②方針


・気持ちと指し手

先手も危ないが、後手陣もそんなに固くはないです。
ここは勇気を出して潰しに行く。


③指す手


・ビシッと一手 45歩


図B





解説

勇気を出して歩を突きだします。
同銀 33歩成 同桂 37桂 34銀 35歩 同銀 34歩 で図C


ここまでいけば攻め勝てそうです。
火中の栗はこんがり美味しそうですね。


🌙その他の手

33歩成は同銀で攻めきるのは難しそうです。攻め切らないと75歩や64銀が気になります。
88角ではちょっと不満です。


まとめ


今回はリスクを取って攻め切る問題でした。

中盤は局面の優劣を判断するのも大切ですが、忙しさを考えるのも大切です。今回の局面は後手に使いたい駒が多く、先手は忙しいとも言えます。

そういった局面は、チャンスをつかみに行く指し方が大切です。
忙しい→自分で動いてチャンスをつかむ。

そのために多少の危険は許容します。

局面の忙しさから指し手を選ぶという考え方もしてみましょう。

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