立秋

昨日は旧暦の7月7日の七夕で

夕方さやさやと風が吹き

夕焼けはもう秋の気配がしていた。

今日は立秋。


秋きぬと目にはさやかに見えねども

風の音にぞおどろかれぬる

子供の頃は夏休み真っ只中で

「立秋」も意識せずに過ごしていた。

何事も意識するのとしないのでは

見える世界感じる世界が違ってくる。


草の上の露に

朝の太陽の光が宿る一瞬。

その刹那の美しさにはハッとする。


そんな情景をそのままに

蒔絵の施された文箱の

螺鈿で作られた露を見た時は

ときめいた。

それはまるで宝石のように輝いていて。


日本の古人たちは

言葉に、使う道具に

その豊かさをちりばめてきた。


四季の豊かさが日本の豊かさの一つだと思うけれど

春夏秋冬の中で

月がもっとも美しく

わびさびの世界をもっとも感じられる

日本的な季節だと思う。


それに何といっても

お茶もお酒も食べ物も美味しい季節!!

楽しみな季節の始まり・・

とはいえ、まだまだ暑い日が続く。

残暑お見舞い申し上げます!!



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