若者流出って悪いこと?

「若者流出」を止めましょう!ニュース。
頭きたから書きなぐります。

1.
若者流出の何が悪い。

やりたいことを、やりたい場所でやろうとする若者がいるって素晴らしいこと。やりたい事もなく呆然と生きている人間より、やりたい事が明確にあって挑戦しようとしてる人間の方が応援したくなる。そういう人間を育てるために、地域の教育も変わってきてるんだと思ってた。大学で実際目の当たりにしたのは、子供のやりたいことを発掘して実現するための教育だったはず。

なのにそれを止めるなよ。
人の人生勝手に制限するなよ。

ここにはやりたい仕事がない…は建前で。この地域に残りたいなら仕事は選ばない。でも地域を離れてでも、挑戦してみたい仕事があるってことでしょう。

それを言い出しにくい社会になってしまった。若者流出を悪みたいに言いすぎたから。

僕含めて、若い人は地元大好きだと思う。コロナ禍でのツイッター見れば 、あるいは帰省してクラスターを起こしたことを考えればわかる。「地域はもう終わりだ!」なんて悲観しないで、「外に出た人間も一緒に関われる地域づくりのシステム」を考えてほしい。

僕が大学で地域に関わって感じた疑問は「なんで外に出た人を頼らないの?」だった。僕も地元を離れて大学に入った身だからなおさら疑問…というより苦痛だった。

地域は外で成長してる人間に目を向けない。「地域の人だけでなんとかしないと」と、地域に残って頑張ってる人間はもちろんいるし、思ったよりたくさんいる。ただ、それを見ながら「昔は良かったなぁ」とか悲観している人間もいる。僕は最後のタイプの人が変われば地域はもっと変わると思う。彼らはだいたい気づいていないだけで、今ある家族や友達にもちゃんと感謝している今をちゃんと生きてるから。

あとは外に出た人の知識とか考え方を生かせればもっといい地域になると僕は思うけどなぁ。そこに共感してくれる人に出会えたら、何か作れる気がする。

だからやりたいことに挑戦するために外に出た人のことを、疑ったり、諦めたりしないで、信じてほしい。


2.
地域の現場を少しみてきた。
その中で耳タコなのが
「地方は豊か!」「地方は優しい!」

悪い言葉じゃないけれど、
最後に必ず都会の悪口が続くから嫌い。

昔は田舎はダメだから都会に行け、って言って、今は都会はダメだから田舎にいろって言うのは、僕は理解が出来なかった。お金で困らないように、という前者の方がまだ理解できる。後者はただ地域存続のための生贄を求めているとしか思えない。

チホーソーセーが広がった。
今後需要が増えるから、というだけの理由で地方にやりたいことのない若者がパラパラ増えて、なんとなく行政に入って、なんとなく仕事して…それが自分の地元で起きたら僕はすごい嫌だ。ミーハーが悪いとは言わないけど、純粋に地域が好きな人に対して失礼だと思う。

逆に、犬が好き、猫が好き、同じように地域が好き、って人種がいる。その人たちにすれば地域づくりは「好きな場所で、好きなことをやる」。そういう人に僕は、地域を楽しくしてほしい。

そしてできれば、地方も都会も海外も全部いいところを認めてる人がいい。ダメなところは羅列しなくていい。地方と同じで、誰かの地元である都会をバカにする人間はまだこの世の素晴らしさを半分くらい分かってない。って僕は思ってる。

3.

めんどくさい話をする。
都会から来は人の多くは「田舎は豊か!」とか言うけど、田舎の若者はみんな知ってる。
地元の風景も仲間も好き。それでも見聞を広げてみたいから、外にも行きたい。

一つの地域って、みんな同じ価値観持ってることの方が多い。それに囚われてる限り新しいものは生み出せない。それは結局、地域の死につながるんじゃないだろうか。

成人式のとき「地元でお店をしたいから、修行してきます」って宣言した人がいた。いいなぁ、と思いながら、彼の周りの人が外に行く=地元を見捨てるみたいに捉えないでほしいと強く思った。

それと。
地方の良さを語る都会の人の中には、家継ぐための人材として育てられた僕らの複雑な気持ちがあることを知らない人も結構いる。

こっちだって胸をはって地元の良さを話したい。ただ、継ぐ人間としての価値しかなく育てられた苦しさがずっと胸につっかえてる。だから都会の奴がニコニコしながら田舎の良さを話されると悔しくて仕方がない。お前も苦しめばよかったのに、って正直思う。ひどいけど。

住民の価値観、あるいは考え方が地域特有の雰囲気を創り出す。それは側からみれば美しい景色や文化だったとしても、それらが生み出されると同時に、暗い影が生み出されていることもある。目立たないよう、一律になるよう、余計な考えを持たぬよう、地域で結婚し地を繋ぐだけを幸せと考えるように、閉鎖的な考えの中で育てられた子供はたくさんいる。

外に出たい理由の中に、本人すら気づいてない無意識での暗い影からの開放への欲求があるのかもしれない。だとしたらそれは絶対止めてはいけない。


4.

夢ある若者流出、楽しそう。
若者流出させるなー!なんて毒親みたいに僕らを縛り付ける地域になんて帰って来たくない。何ならそんな閉鎖的な地域は終幕するんじゃないかな。持続するには、新しいシステムを考えるのが一番前向きでいいと思う。

全部フラットに見ろよ。
若者流出も、都会も、地方も、生き方も。
全部の素晴らしいところ認めてさ。
その上で何が好きか、それだけ見ればいいじゃんか。

ニュースに踊らされるな。
自分の好きなものだけに集中しろ。

5.

若者流出より、
生まれ育ち何十年生きてきた地域を離れる「高齢者の流出」が今起きているっていう事はみんな知らないんだろう。僕はそっちの社会課題の方が随分と残酷だと思う。

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1996年生まれ。満足に少し届かないところ、あるいは、不満になりきれないところ。その曖昧なラインで生きてる。アダルトチルドレンとか機能不全家族、精神的虐待を知っています。青年になってからあったかい手と心を持つ人達を知った。退屈だけど感謝も知ってる、今の自分が一番ちょうどいい
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