芸歴0・既婚者・メンタル疾患持ちでも扶養を脱した小さな工夫


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突然ですが、先日こんなツイートをしたところまぁまぁ反響がありました。

撮影会モデルさんって私の所属するマシュマロだけでも今300人くらいの所属がいて、毎日新しいモデルさんが参加されては同じくらいの数のモデルさんが消えていくのが正直な所の現状だと思っています。

そんなわけでこれなら撮影会モデルを始めるぞ!な方の為に撮影会モデル2年目までなんとか生き残れた桜花きちがやった事全部公開しちゃいたいとおもいますので、目次からお好きな情報をお受け取りください!!!!

0 簡単に自己紹介

初めまして!撮影会モデル・同人ボーカルとして活動しています!桜花きちです.タイトル回収もあるので以下簡単に撮影会モデルになるまでの経歴をまとめます.

0歳  北海道で爆誕

~15歳  両親のスパルタ教育で高専に入学

16~19歳 男性率の高い高専で女の子の可愛さに気が付き,アイドルヲタクへ

20歳 高専卒業・某航空整備会社へ入社し上京するも,社畜をこじらせて適応障害発症,休職

21歳 総務部へ復職するも再度うつ病を発症,ASDも発覚,再休職→再度復職も病気がよくならず退職・高専時代の同級生と結婚へ

22歳 突然の思い付きでマシュマロ撮影会へ面接凸,撮影会モデルへ

23歳  撮影会関連の収入のみで旦那の扶養を抜ける.

現在 撮影会の社長に声をかけていただき,マシュマロ撮影会スタッフへとなるため修行開始

細かな自己紹介は省きますので興味ある方はTwitterのプロフや固定ツイート、ポコチャで配信活動もしていますのでご覧いただけますと幸いです。

1 ルックス編

モデルたるものルックスを極めなきゃ・・・と思ってはいますが,正直なところ,ルックスはもちろん大事です!大事ですが,ぶっちゃけると私の顔を見ればわかるように,広瀬すずや白石麻衣のようなのような誰もが振り返るような美人である必要は(扶養を抜けることを目標にする際は)ないと思います.

とはいえ,撮影会モデルはなにより写真を撮られるお仕事.最低限の容姿がなければまず1回目の撮影すら叶わないのが事実.

最低限の身だしなみを整える努力をすべきことは明白ですよね.

1-1 メイクが薄い?勉強するか...

決して変身する必要があるわけではありません.ただ,カメラマンさんの使う機材はこだわって使っている方が多いです.ニキビはおろか,産毛までわかっちゃうときだってあります・・・.いままで薄化粧しかしなかった私的には最初に鬼門と感じていました・・・.

個人的におすすめ教材はYouTube,こちらのチャンネルはいまだに参考にしています.

自分の顔がどんな特性か,よーく,よーく観察して,自分の強みを生かせるようなメイクを研究することをお勧めします!!!メイクをするうえで自分の顔の強みがなんなのか,がわかると後々の章でかなり役に立ったりします.(幼い系・カッコいい系・かわいい系,自分の顔の系統を把握することが大事だったり)

1-2 ファッション編

マシュマロ撮影会では,基本的に自分で衣装を決めることができます.

最初はわからないと思うので,1-1で観察した自分の顔の系統に沿って服を選ぶとよいと思います.大事なのは 好きな服<需要に合う服 です.

私の場合は年齢の割に顔が幼いとよく言われるので,制服の需要が結構高かったりします.今は制服着るの大好きですが,実は最初は恥ずかしかったりしました・・・w 需要に合うかどうかはトライ&エラーかと思いますが,ある程度自分で予想をつけながらやっていくと楽しかったりします.

ここで注意したいのが,屋外の撮影の場合,疲れるからとスニーカーを選択すると意外に落とし穴.165cm以上の高身長さんだと問題なかったりするのですが,私は154cmと女子の平均身長以下なので,写真だと余計に胴が長く見えたり,足が短く見えたりするんです.

対策は一つ.どんな時もヒールを履くこと.ヒールを履くことで,ひざ下の長さが長く見えて足が少し細く見えます.いきなり高いヒールを履いて何千歩も歩くのはハードルが高いと思うので,3cmくらいの低いヒールから履いてみるのをお勧めします.これも今だからいうのですが,夏あたりまで,帰ってきたら足が血まみれだったことも多々あったのですが,1年たったら7cmヒールでも怪我無く・痛みなく撮影できるようになったので,自分のペースでやってみるとよいかと思います!

制服等・ヒールの靴がない場合は,100円均一等でシークレットヒールが売っているので,それを仕込んでいたりもします.

2 メンタル編

2-1 SNS

タイトルにもある通り,私は心の病気を発症していました。

撮影会モデルを始めたのも体調が回復し切ってない時です。

モデルさんに関わらず、現代の日本では結構メンタルをやられている方いっぱいいると思います。いつも皆様お疲れ様です。

ただ、その中でモデルという職業を選んだのは私自身です。体調をやり過ごしつつ、ひとつだけ決めていた事があります。それは

「病みツイをしない」

それだけです。これって案外気をつけててもやっちゃいがちだなといまでも気をつけてたりします。

自分が逆の立場になるとわかると思うのですが、たとえ橋本環奈のような美人が撮影会にいたとしても、1ヶ月に一回くらい、「病んでる…どうせ予約なんて入んないんだ…」とか「もうモデル辞めたい…向いてない…」なんてツイート繰り返されてたら、タイムライン追うの疲れちゃいませんか?

撮影会モデルはアマチュアのカメラマンさん向けにモデルをするお仕事です。せっかく頑張って仕事をしたご褒美の休日に撮りたいモデルさんを撮って元気をつけに来てくださっているのに明るくないツイートばかりしても、嬉しくないですよね?

モデルさんは予約が入らないとまずお仕事になりませんし、周りと比べられやすいお仕事だと思うのでかなり大変なのは自分でもやっていて感じますが、プライベートとはいえ沢山の人に見られている意識を持つと良いと思います。ネガティブキャンペーン、ダメ絶対

コンカフェ店員さんがやる「病み営業」等は時と場合を的確に読むことが出来れば効果的ですが、今回は初心者向けにnoteを買いていますので、避けていくのが無難かと思います。(というか私には高度すぎてできません!すごい!)


3 自分を売り込もう!

という張り切ったタイトルですが、ここで注意したいのが、自分を売り込む=押し売り ではありません!

あくまで主体はお金を払って来ていただいているカメラマンさんです。ほんと普段はお仕事お疲れ様ですと言いたい。モデルさんにとっては言い方を悪く言えばお金を稼ぐ仕事の場かもしれませんが、カメラマンさんにとっては休日で、楽しく写真を撮りに来ています。その前提を必ず忘れないようにするべきだと私は思います。

3-1 10分個撮

これはマシュマロ撮影会に限った話なのですが、マシュマロにはおおよそ月に1回ペースでモデルさんの値段に関わらず、10分1000円で撮影ができる会があります。

この撮影ではカメラマンさんに新しいモデルさんをお披露目する意味もある(と思っている)ので積極的に行っても良い素敵な時間だと思います!

名刺を作ったり・自分で手作りのボードを作ったり、色々方法はあると思いますが、大事なのは

「話しかけに行くこと」

だと思います。人見知りでも大丈夫。撮ってくださいってストレートに言えなくても大丈夫。あくまで私の場合ですが、

「初めまして〜桜花きちです(名刺渡す)今日どなたか撮りに来た方いらっしゃるんですか…?そうなんですね〜!…(話を展開する)」

みたいな事を初期の頃はよくしていました。その時は撮って貰えないかもしれないけど、Twitterをフォローしてもらえたりもするので決して損ではないです。個人的ポイントは初めての参加だと誰がどのモデルさんかわからないと思うので、誰を撮りに来たか聞いて、なんとなくどのモデルさんが人気かをアタリをつけてよーくモデルさんを観察する。(あわよくばそのモデルさんに話かけに行く)それだけでそのモデルさんが何故人気か、の勉強にはかなりなると思いますので、売り込むという点以外にも話しかけに行くって大事だったりします。

厳しい事言うと、2・3回目の10分個撮の参加までにガンガン話しかけに行けない子は大方消えてます。頑張ろう。

3-2 告知

告知は集客に直結します。イベントに気がついてもらえない事にはまず興味すら持って貰えません。

イベント終了してからイベントの存在を知られちゃった暁には悔しさで地団駄を踏んじゃうかもです。

ここはカメラマンさんにはTLを荒らしてしまって申し訳ないのですが、最低1日1回は告知のツイートをするように頑張りましょう…!!(といいつた私もなかなかできてないことが多いので、自分の身も引き締めます…!)

3-3 やみくもな営業DMはほぼ効果はない

よくカメラマンさんからお聞きするのが、全員にコピペして撮影依頼をする方がいる事。否定はしませんし、全く効果がないとは言いませんが、私の場合はやりませんでした。というのも逆の立場でそれをされたら普通に悲しくないですか…?なんか金づるみたいに感じてしまう…。(個人の感想です)

この方に撮っていただきたい!と本当に思うのならきちんとその熱意を一人一人言葉に綴るのが礼儀なのかなと思います。カメラマンさんは年上の方が多いので、しっかり見抜いてらっしゃいますよ…😌

4 1番大事だったこと

ここまで長々と小手先のアドバイスをしてきましたが、

「結局全部楽しんでやるのが1番大事」

です。メイクうまくなくてげんなりしたり、ヒール合わなくて足痛めたり、予約が入らなくて苦しんだりとまぁ楽しくないことは色々ありましたが、1番これがよかったんだなぁと思った事は、失敗を繰り返しながら、これがダメなこうしよう!と試行錯誤する事が楽しかったからだなぁと思います。そうしてご予約いただいた時って1枠1枠思い入れが増すので、やっぱり良い作品にもつながると思います…!(そしてその作品を見てきてくださるカメラマンさんも増えますし)

好きこそ物の上手なれってその通りだなーと思います。

楽しんで被写体を続けられるモデルさんが増えますように!!

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