♪ ご存知でしたら、お教えください。

 粟津キヨさんの『光に向って咲け』を読んでいます。斎藤百合を描いた岩波新書です。

 その27ページに、斉藤百合の育った時代を象徴するものとして<大正の中ごろまで使われていた小学校の教科書>に「身にしむような北風の、吹く夕暮れにあね、いもと」という文句で始まる歌がのっていた。 
 悪いこどもがおおぜいで
 わたしの杖をもぎとって
 放った音はしましたが
 悲しいことに目がみえず
 探すことさえできません」  と。

 この歌が載っているという教科書を探しています。歌の冒頭は、「身を切るような北風の」かもしれません。ネット上には、そう書かれています。親切な姉が、杖を奪われた妹を助けるというお話なのですが、当時の社会風潮の一端を感じさせます。
 おそらく尋常小学読本の類なのでしょうが。。。

【写真は、要チェック箇所に付箋を貼った『光に向って咲け』表紙】

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