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わたしの目にうつる世界 五

わたしが、
よく わたし と、つかうようになったのは、
わたしの意思にて選んでいることを、
自覚していたいのだと思う。

そうじゃないと、
すぐに まぎれてしまうから。

⋆ ∞ ⋆ ∞ ⋆ ∞ ⋆ ∞ ⋆ ∞ ⋆ ∞

名前は、父がつけてくれた。

(名前も自分で決めて産まれてくる ということも・そのような見かたもあると知って、しっくりとしたのは随分とあとからの30代・それでも、あの時、父に聞けたことは嬉しかったんだ。)

小学校の宿題という理由にて聞くことが出来た。
そういう理由でもないと、私は聞けなかった。
それ程に、わたしは、わたしの気持ちを、本当は聞きたかった事とか、本当は話したかった事を話さないで、飲み込んでいたのだと思う。

父「たくさん悩みながらも、最後には自分の道にかえってこれるように」

私の予想していたことと違ったようで、 
あれ? と感じた気持ちと、
じーん と後からも、
今思い返しても響いている。

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