技術と走力の絶妙なコラボレーション! 2020パ・リーグ内野安打一塁到達タイムトップ5の原稿を書きました[告知]

野球がスキな方へ「お告知」にございます。

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技術と走力の絶妙なコラボレーション! 内野安打一塁到達トップ5
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こちらの原稿を担当いたしました。

今シーズンのパ・リーグの試合における、開幕~8月31日までの全内野安打をCASIOさんにご協力頂いて計測し、そのトップ5が動画になっております。
オイラは、そこに選手の特徴や、好タイムを出したときのプレーについて解説をつけております。

内野安打となると、オイラが普段計測して『野球太郎』や『がっつり!プロ野球』などに掲載させてもらっている「一塁かけ抜けタイム」とは少々趣が違ってくる。

なぜなら、オイラの「一塁かけ抜けタイム」は、あくまでスイングして打ったものに対して計測しているから。
それが「内野安打」となると、当然、セーフティーバントも含まれてくる。

そうなると、やはり「圧倒的じゃないか、セーフティーバントは」というくらいセーフティーの方がタイムがよくなるため、昨年やったときも、そして今回も、この動画に登場するトップ5はすべてセーフティーバント時のタイムだった。

実際のところ、普通にスイングする形でセーフティーに対抗できるのは、2017年にロッテでプレーしたキューバのロエル・サントスが得意としていた「走り打ち」くらいしかないよね。
ソフトボールでいう「スラップ」と同義で、打つときに一歩目を一塁方向へ踏み出しながらスイングするという打法。

でも、サントスのときは途中から体勢が変わるクセを見破られてしまい、サードがセーフティーバントのときのように早くから前進してアウトにしてしまうようになったからなぁ。
走りながら打つというのは、口でいうほど簡単ではなくて、サントスはファウルや空振りになってしまったこともあったし、上手く当たったとしても二本の足を地面にしっかり据え付けてバットの先端速度を極限まで上げる従来のスイングには程遠いため、内野の頭を越えることすら難しい。
必然的に内野の前目のゴロになるので、実質、セーフティーバントと大差ないんだわ~。

ならば、きちんと打球を殺せる可能性を考えると、セーフティーバントの方がいいよね、となる。
だから、日本のプロ野球では浸透しなかった。

ということで、「内野安打最速=セーフティーバント」は、未来永劫、揺るがないだろうて。


ただ、オイラにとっては、逆にセーフティーバント時の一塁かけ抜けはすべてを計測しているわけではないから、新たな発見となって嬉しい限り。
いつも、新鮮な気持ちで「へー、この選手が!」とか「ああ、やっぱりこの選手ね」などと思いながら楽しく拝見させてもらい、解説をつけさせてもらっております。

このタイムランキングのシリーズ、オイラが「炎のストップウオッチャー」ということで、2018年シーズンの秋口にお試しで2つほどやらせてもらい、そのときになかなかにPVが稼げたということで、2019年シーズンは基本月1でやらせていただいた。

その後は、それほど反響があったのかどうかは聞いていないのでわからないし、感覚的にはそれほどではないような感触ではあったが、ありがたいことに、今シーズンもやらせてもらえることになった。

変則シーズンのため、何回できるかはわからないが、タイムのランキングは結構敏感なものであり、シーズンごとに最新のTOP5は目まぐるしく選手が入れ替わる。

パ・リーグの“今旬”選手を抑えておく意味でも、ぜひ、定期的に追いかけてみてはいかが?

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