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水で冷やす

KDDIや三菱重工が、液浸サーバーでデータセンターの使用電力を軽減する実証試験を実施したという記事を見た。

液浸冷却の冷媒には何を使うつもりなんだろう。
今市場に出ている3Mのフロリナート™やNovec™のようなPFASは、この前見たとおり欧米で人の健康への影響が懸念されるようになって、不可欠用途以外は生産を縮小する方向で動いていたのでは。

調べてみたら、3Mがベルギーの半導体用PFAS製造工場を停止したのは昨年らしい。
先の液浸サーバーの記事は、こういう問題に解決の目処が立ったうえでの話なのか。それとも、冷媒の供給には不安があるけど、それより電力消費低減のほうが喫緊の問題だから使用実績を作ってしまえ、というのだろうか。

私のPCに入れたCPUクーラーも簡易水冷だというけれど、その冷媒は何だろう。
Amazonに出ているThermaltakeの水冷キット用液体は、そのボトルを拡大して見ると「Propylene Glycol<6%」という字が見える。食品添加剤にも使うやつだ。こういうのが中に入っているのかしらん。

つまりはほとんどが水で、スパコンやサーバーで使うフルオロカーボンみたいな高級な?液体ではないのであった。どんどはれ。
(2023.3.7)

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