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歌えぬ言葉

ウクライナ出身の歌い手 ナターシャ・グジー Наталія Гудзій さんが演奏し歌うカタルーニャ民謡「鳥の歌」。彼女の故郷が再び他国から蹂躙される危険に直面している今,その調べが魂に響く。
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「地上では歌えぬ言葉も,空の上では自由に声にすることが出来る。」
カタルーニャのチェロ演奏者パウ・カザルス Pau Casals が1970年に国連本部で「鳥の歌」を演奏したとき、カタルーニャ地方はフランコ体制で未だ抑圧の中にあったが、有志による地方の言語や伝統文化の復興が始まろうとしていた時期でもあった。

彼、カザルスは、「地上」を故郷に、「空の上」を国連本部のあるニューヨークに例えたのだろうが、今を生きる私たちにとっての「地上」とは何だろうか。そして、「空の上」とは。(2021.12.11)




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