白い髭を生やした神

私たちは、人≒祖先の下に従属しようとする東洋人であって、神≒ロゴスへの従属を目指す西洋人とは出発点が違うのかもしれない(各々その逆の要素も持っていることを承知のうえで)。

その一方では、西洋でも神を人格化して崇拝することがあった。
ゲルマン・ガリアの家父長制に拠る支配、オリエントの君主による支配の要素が、それぞれ教会キリスト教、そして旧約のなかにも入り込んでいて、それが「白い髭を生やした老人」としての神イメージを形成したのかもしれない。
(2023.2.26)

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