はてしない深掘り

noteでM.エンデの作品に関する記事を探してみたが、大部分の人が「MOMO」を取り上げていて、「はてしない物語」について書いている人はそう多くはない。
しかも、作品の表面を撫でて通り過ぎるようなコメントだけ。残念。

「はてしない物語」の前半は人に導かれて(惹かれて)生きる話だし、後半は自らの意思により望みを適えようと生きる話だ。
しかし、後半部分について詳細に論評した文章を、私はまだ見たことがない。
皆さんは外部にある価値を実現しようとはしていても、自分自身の欲することを成そうとしたことは無いのだろうか。

読書レポートの対象になりそうなテーマを挙げてみる。
・主人公の望みとナチスドイツのスローガンとの関連について
・主人公の力を盗んで自分の目的に供しようとする者の存在について
・イスカールナリと共産主義との関連について
・「盲目の坑夫」とM.エンデの父親との関連について
・「変わる家」からの旅立ちについて
・ペレリンとゴアプが象徴するものについて
・「シカンダ」と原子核技術との関連について
・ファンタージェンとメタバースが目指すものとの比較について 等々。
(2022.11.26)

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