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「弁道話」を学ぶために(参考)

ただ今、学んでおります「弁道話」は道元禅師の「仏道の正門は坐禅である」がメイン・テーマですが、お示しの内容は道元独特の仏語でかなり難解です。それを実に明快に解説してくださっている講義が公開されていることに気づきました。

ここにご紹介する動画は、吉村均先生の「仏教勉強会」での講義「伝統仏教を学ぶ・道元」の【教材動画】としてYoutubeに公開されているものです。私は、この講義を拝聴して「弁道話」をより深く理解できたような想いがしております。吉村先生はチベット仏教にも精通しておられる気鋭の仏教学者であります。是非、聴講されるようお勧めいたします。ここに添付しましたURL からお入りください。【吉村均仏教勉強会】

内容は次のとおりです。
◉第1回 「道元禅師の生涯」(前編) 曹洞宗の祖とされる道元禅師の生涯について、中国(宋)に禅を学びに渡った頃のエピソードを中心に紹介。

◉第2回 「道元禅師の生涯」(後編) 道元禅師の生涯の続きと、『正法眼蔵』七十五巻本と、晩年に書かれた十二巻本の内容の違いについての解説。

◉第3回 「坐禅とは」 道元禅師が紹介した坐禅とはどういうものか?。道元禅師禅は、広く瞑想一般とどう違うのか。『弁道話』を中心に道元自身の言葉を用いて解説。

◉第4回 「言葉と言葉を越えるもの」 道元禅師の禅は仏陀の”言葉を越えた境地”を直接受け継ぐものであることを強調している。『正法眼蔵』を書いた理由と 道元禅師の所論を解説。

なお、吉村均先生は、1961年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了後、チベットの諸師より顕密の教えを学ばれました。現在、公益財団法人中村元東方研究所の専任研究員をし、宇都宮大学(倫理学)横浜市立大学(宗教学)早稲田大学(宗教と言語)東京女子大学(日本宗教史)などの講義を担当しておられます。主著に『神と仏の倫理思想〔改訂版〕』(北樹出版)があります。

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