おでき
今日も、ホーム画面トップの記事をついつい読んじゃって、考える所があったので、予定を変更して書きま~す。
ついついクリックしちゃたのは、こちらの記事
なんだろう??って思いますよねえ~
誰しも、ひとからみたら大したことないのに、自分じゃすごく気にしてること、あるもんね。
読んでみたら、あらまあ~
実は、私も同じことで悩んだ時期がありました。
この記事の筆者さんほどは、悩まなかったけど。
わたしの口元のちょい左上には、ホクロがあります。
直径5mmくらいかな?小さいホクロ。
これがねえ、子供のころから思春期にかけては、とーてーもー気になっていました。
だって、顔のど真ん中エリアなんだもの。
お年頃の女の子は、そりゃあ気になる、気になる。
おまけに、田舎のガキどもは残酷で、そんなわたしに
「おでき」
ってあだ名をつけたんですよぉ~
いまなら、いじめだよね、ぜったい、そうだよねっ
でも、子供なりのプライドがあった私は、「おでき」って呼ばれても、平気なふりして「はあい」って返事してたから、ずーっとそのまま。
田舎なので、小中9年間同じ顔触れだから、9年間そう呼ばれてました。
社会の時間に、野外学習で、火山流の隆起を説明していた先生が
「これはなあ~山にぽこってできた、おでき みたいなもので・・・・」
って言った瞬間、みんなが私のことを思い浮かべた気配に、身を固くしたことを今も鮮明に覚えてます。
母は、そんな娘の乙女心を気にかけてくれて
「ほんとに、みんなそんな風に呼んじゃだめだわ、先生に言ってみようか?」って言ってくれたりした。
私の一番の仲良しのコは、お父さんが社会教育主事さんで、お母さんも見識高いママだったので
「そんなあだ名で呼んじゃだめよ」
って、仲良しのコに言ってくれたらしい。
ある日突然「Yちゃん。。。(←本名)」って呼ぶから、へ???ってなったら、そう説明してくれたっけ。
すぐに、元に戻ったけどww
みんな分別ある大人になった今は、たまに地元で顔合わせても、そう呼ぶ人はいない。
いないんだけど、どう呼んでいいのかまごまごして、苗字で呼んでもしっくりきていない感じが、今さら笑えるww
高校に入った時は、ほんとにうれしかった。
誰も私のことを「おでき」なんて呼ぶ人はいないもん。
本名をもじって「ゆ~みん」て呼ばれて、なんかこそばゆかったなあ。
そして、元凶のホクロはそのままなんだけど、気がついたら、ぜんぜん気にならなくなっていた。
昔は、鏡を見ると必ず目が行ってたのに、今は意識しないと目に入らない。
気のせいか、小さくなった・・・・んなわけないか。
コンプレックスってのは、本人にしかわかんない感情のこわばりで、他人はそんなこと気にしてないけど「気にすることないよ」ってもんでもない。
だから、これは、本人が「卒業」するものなんだなって思う。
そう、私は「おでき」から卒業してたんだ。いつのまにか。
でもね、きっと心のどこかは傷ついていたんだと思うよ。
だって、この話は、夫にもしたことないもん。
なんか、口にするのがいやあ~な単語だった。
60年の生涯で、はじめてちゃんと外に表せた感情かもしれない。
そんなきっかけをくれた、先の記事の森井さんに感謝です。
はればれ~
また明日。
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