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若者たち。

衆院選の結果が出て、いろんな人が(宮台さんとかダースさんとか津田さんとか。。。私がいつも観ている動画番組のひとたち)分析している。
私も、こんなに嘘ばっかり言って、ろくなコロナ対策もしない政府与党が、それでも絶対多数を獲得する結果は不思議でならない。
世界の状況をみられない、情報統制をされている国ならいざ知らず、多少、英語が怪しくても、いくらでも生の映像で、各国のリーダーの話しぶりや、その国のリアルな数字はわかるというのに。

これはつまり、外側のモンダイじゃなくて、ひとりひとりのモンダイなんじゃないかと思う。
宮台さんがよくいう「劣化」というやつ。
(宮台さんなんか「考えられないヤツは選挙に行くな」なんて言い放っている。ほんとに、口が悪いよなあ。それでも「宮台さんだから、まあ。。」って許されるキャラ作りをしてるのは、うまいというかずるいというかww)

そもそも、私も含め、「大衆」が賢いはずはない。賢い人もいるだろうけど、その何倍も「愚かな」人はいるんだ、昔から。
じゃなかったら、古代ギリシャに「衆愚政治」なんて言葉があるはずがない。
考えない、愚かな、その日の暮らしで精いっぱいという大多数の人に
「少しは、考えろ」といっても、なかなか無理がある気がする。
だから、選挙に勝つのは、そんな「大衆」をうまく操ることのできた人たちなんだ。今回は、それが自民党だっただけの話。

でも、政治家などの偉い人は、大衆を操って、いろんな権謀術策を駆使して、権力を手にしたとたん「愚かに」なる。
どこかで、間違えちゃうんだ。
そうして、権力者は長続きしない。
その意味で、徳川幕府は、ものすご~く賢い政府だったんだなって思うぞ。

で、私が気になったのは「若い」ひとたちの投票行動。
といっても、今回は全体の投票率も低いし、10代、20代の若者は、そもそも投票に行かないらしい。
だから、「若者がかなりの割合で自民党支持」というのは、半分当っていて半分ハズレ。投票に行った若者のうちの、かなりの割合であって、きっと、多くの若者は、政治に期待していない。

じゃあ、なんで投票に行った若者が、自民党を支持するのかというと、自民党の候補者の言っていることが、彼らに届いたから。
そして「現状維持」を望んでいるから。
今以上に、悪くなるのは勘弁して~ということと、各番組の皆さんは分析する。

へえ。

YouTubeの番組のコメント欄に、10代の若者の質問が載っていた。
「私たちは、生まれた時から、今の世の中に生きていて、昔の良かった時代、豊かだった時代を知りません。そんなによかったんですか?」

そうだよねえ。
知らなければ、比べようがないよね。

もし、彼ら若者が、昔を知らなくて、ちゃんと説明もされず、でも、さあ、選びなさいと言われ、狡猾な言葉にまんまと騙されてしまうんだとしたら、ちゃんと知らせなかった、伝えられなかった私たち大人が悪い。
自分で調べろよ~自分で考えろよ~と言う声もあるけど、そもそも「考える力」を育てる教育をしなかった私たち大人が悪い。
大人のやってきたことのツケが、きっと、今の若者の様子なんだ。
そのツケは、すっかりダメになってしまったこの国を、いい方向に舵を切ることもできず、そして、地球規模での気候変動への責任も果たせない。
そっちのツケも払わされる若者は、かわいそうだなって思う。

私は、昔のよかった時代も知っている。
私は高度成長と共に生まれ育った世代だから、両親世代の、戦後のものすごい悲惨な状況も、昭和の素朴な暮らしも、そこからぐんぐん豊かになっていった様子も知っている。
でも、生まれた時から停滞している国に育った若者と、どっちが幸せかって、一概には決められない。
もしかして、へんに比べたりしないで、「こんなもん」って現状を受け入れる方が、賢明で幸せかもしれないな~って思ったりもする。

今の時代の空気って、戦前の、あれよあれよと戦争に突入していった時と似ているという人がいる。
そうかもしれない。
戦前も「まずいぞ、まずいぞ」って言っていた人たちはいたに違いない。
でもほとんどの国民が、ちゃんと状況を知らされず、判断できず、反対の声をあげて止めることをせず、開戦して敗けた。
国民のレベルが、その時と大して変わっていないとしたら、ヤバイことになる(すでになっている?)こともあるかもしれない。

年寄りは、逃げ切れる。
せいぜい長生きして、あと30年くらい。
自民党を牛耳っているおじいさんたちも、そんなもんだと思うから、少しでも自分の頭で考えて、なんとかしなきゃって思って入る若者世代の皆さん、
今、できることをしておいてね。
私ら「まずいよなあ」って思っている年寄りも、できる協力はするからね。

毎日投稿が途切れたら、「また明日」って終われなくなったww

ぼちぼち、思うこと書いていきます。

ではまたね。

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