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ファミマのアイデア1000本ノック

1 日本は間違いなくつまらない

日本の女性は韓流男子が好き。外国人観光客は本当に満足して日本を後にしているのか?刺激のある場所。大阪にはあるのか?麻布十番にはあるのか?

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日本は、間違いなくつまらない。

2 不満は何も生まない。不満を解決すれば金になる。

サラリーマンは酒場で不満と愚痴を言う。不満と愚痴が有るなら起業するのが筋である。もし前澤友作程の資産があったら。もし総理大臣だったら。日本に何を作るか?

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私には資金と立場が無い。単なるファミマのアルバイトスタッフである。今いる場所(0)から、日本人にインパクトを与えるサービス(1)を作りたい。ファミマを日本人にインパクト与えるプラットフォームに変えたい。

3 アイドルタイムのバカバカしさ

コンビニ営業時間帯にはピークタイム(繁忙期)とアイドルタイム(閑散期)がある。このアイドルタイムに店員は何をするか?7割程度ある箸を10割にする。7割程度あるドリンクを10割にする。やる必要も無いクソどうでもいい仕事(ブルシットジョブ)をしている。それか、店内に1人だけでも顧客がいればレジで待つ。

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アイドルタイムにレジで立つ心境。うまく言語化できないが、廊下で立たされた心境。見世物にされてる心境。でぐのぼうと思われている心境。動物園の檻の中の動物みたいな心境。

顧客は心中で冷ややかな目で見る。➡店員もその視線を本能的にキャッチしている➡顧客がレジに来た時、暗に顧客にやり返す➡LTVのシュリンク

堀江貴文氏は、年齢キーを無くした新しいレジをファミマが導入した時に、「本来は無人にするべきだった」と言っていた。


4 逆張り経営


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アイドルタイムのブルシットジョブ問題。この課題解決に頭を使っている。中内功は言った。

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「売り上げが全てを癒す」と。アイドルタイムのブルシットジョブ問題はアイドルタイムそのものを無くせばいい。つまり毎時間帯ピークであればいい。では、毎時間ピークにするのは?つまり来店数の最大化を実現するには何をイノベーションすればいいのか?

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顧客はお腹が空いたからファミマに来る。お腹が空いてなくてもファミマに来たくなるにはどうすればいいか?「グリコのキャラメルはキャラメルじゃなくてオマケが欲しいから買う理論」である。このオマケを作るのが本部と加盟店の本質的な仕事である。

キャラメル=ベンダー

オマケ=本部・加盟店

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ファミマ本部推奨の加盟店の施策に商品の壁がある。私は言いたい。「本気かよ?」と。

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ドン・キホーテの成功要因は圧縮陳列である。あえて整理整頓を崩した陳列にある。

高級品は整理整頓の方が売れる

廉価商品は凸凹の方が売れる

消費者は清く正しく美しいものなんて求めてはいない。これが消費者インサイトである。

消費者の真のニーズ

火事・喧嘩・卑猥

デジタルデバイスに囲まれた環境で、エゴのある顧客に対して毎人毎人シリアルに清く正しく美しいサービスを奉仕するのは無理ゲーである。しかも最低賃金で。その証拠に真心のこもったサービスなどコンビニで見ることは、都心で鶴を見ることくらいに無い。制度設計にそもそも無理がある状態で40年間営業し続けているのがファミリーマート。

CVSで清く正しく美しい接客は無理ゲー

そもそも清く正しく美しいといった類の無難で真面目な接客は、顧客の真のニーズではない。真のニーズではないことを加盟店にコンサルしているのがファミマ本部。

本部が作ったニーズ

清く正しく美しい無難で真面目な接客

本当のニーズ

火事と喧嘩と卑猥な接客

清く正しく美しい接客は土台無理。ならば清く正しく美しいこととは正反対のベクトルに振り切ったらどうか?動物を見るような目で見られることがファミリーマートのLTVを減らしている。逆手にとってむしろ積極的に動物になったらどうか?全てを癒すのではないか。

「CMO。この曲を聞いてください」


5 営業目的に不真面目な営業をする


生命保険代理店 真面目な営業がマッチ
CVS  真面目な営業はトゥーマッチ

真面目で優等生な学生を描いた漫画は無い。不良で無真面目な学生を描いた漫画だけニーズがある。世界の巨匠、北野武は言った。「人間は綺麗なものなど本当は見たがっていない」と。


6 CMOがオーナーのファミリーマート

あらゆる業種で最も労働生産性が低いのが小売業である。日本の小売業の殆どがブルシットジョブをしている。何の工夫も無い。「いらっしゃいませ」と「ありがとうございました」しかアウトプットしていない。顧客の心に影響を及ぼしインパルスを起こす仕事を全くしていない。裏を返せばむしろチャンスである。

日本人は無難な小売業の営業スタイルに食傷気味であるのは間違いない。営業手法自体のイノベーション・アップデートが全くされていない。これは空白市場・ホワイトスペースととらえるべき。ビジネスチャンスがここに潜在している。

無味乾燥なカウンター内に無味乾燥なユニフォームを着てレジに立った時点で、誰でもデフレに成る。つまり、従業員の価値が下がる。従業員とはメディアでありタッチポイントである。ここに投資した方がCMよりも費用対効果が高い可能性は十二分にある。

例えばの話だが、こういう制服にしたらどうか?おそらく恥ずかしがって従業員から忌避される。だが何り切ったらどうか?「恥ずかしい」ではなく、「見られたい」に変ったらどうか?客数と客単価の最大化が実現できる。時給2000円でもペイできるかも知れない。

そもそもファミリーマートは100円商売。被りモノを制服にした方がビジネスとの親和性は高い。



7 前提を鵜呑みにするのは「作業」、前提を疑うのが「仕事」


ファミリーマートでは無難な営業が行われている。差別化も無い、何の印象も残らない営業手法を永遠と続けている。その営業スタイルとは誰が作ったものか?鈴木敏文氏である。守破離。仏に逢うては仏を殺せ 父母に逢うては父母を殺せ。


8 常識に根拠は無い


この制服の方がファミリーマートの売上は伸長するのか?またブランドイメージ的にこの制服がベストなのか?おそらく、この制服に何の根拠も無い。


こんなふざけた人間が・・

広告塔に・・



こんなふざけた人間が・・

広告塔に・・


私の記憶ではソフトバンクがふざけたCMのきっかけだった気がする。紋切型・杓子定規・綺麗事な表現手法は刺さらない時代に成った。本音の時代。企業が心配することは起こらない。


9 着ぐる・仮装・コスチュームが全てを癒す

着ぐるみを着ても羞恥心があると日商は伸長しない。「パンダですが何か?」着ぐるみ+このメンタルが伴った時、日商最大化の臨界が起こる。エブリデイロープライスならぬエブリデイカーニバル。祭りをデジタル思考でイノベーションすることこそがファミリーマートの本業ではないだろうか?それこそが努力の方向性ではないだろうか?

朝日奈央は顔面を輪ゴムで縛った。心配することは起こらなかった。むしろ人気は上がった。トランプが当選した時代、ガーシーが当選する時代である。



コンビニ店員は馬鹿にされる。それを逆手にとって、むしろ馬鹿に振り切ったらどうなるのか?恥ずかしがらずに、むしろ馬鹿に見られることでマネタイズする発想に切り替えたらどうか?ピンチはチャンスというが、吉本興業のようなコンセプトで。どれだけオーナーとファミリーマートと伊藤忠と、そしてスタッフ自身の給料が伸長するか?もしスタッフ自身の時給が2000円でもペイできれば労働生産性の高いスタッフからの応募は増える。近所のファミリーマートで毎日祭りがあったらコンビニから日本を元気にできる。


アホとバカが日本にいなくなった。ならばアホとバカをデザインしたらどうか?それがファミリーマートの努力の方向性。

ファミリーマートはCMは面白いがタッチポイントがクソつまらない。タッチポイントに投資することが抜本的解決策である。日本を元気にするには、それしかない。ファミマスタッフは日本人とのタッチポイントである。

面白いCM×つまらない店員=相殺
面白いCM×被り物の店員=シナジー

店内にウルトラマンとか仮面ライダーとか怪獣とかバニーガールとか。それくらいがファミリーマートには丁度いい。いらっしゃーい、おかえりー、くらいの接客が丁度いい。ボケた、おじいいちゃんとかおばあちゃんとかの人生相談コーナーを設けた方が、丁度いい。

ニコラ・テスラは「電気」のエンジニアであったがファミリーマートは「元気」のエンジニアたれ。どうすれば人を元気にさせられるのか?ロジカルに考えるべき。「いらっしゃいませ」&「ありがとうございました」だけでは日本を元気にはできない。もし元気を科学できたらファミリーマートは日本人から愛される。

努力の方向性

ベンダー 美味しい商品製造
ファミマ 実質的に元気にさせる接客設計

既存の常識的な営業スタイルでは日商の最大化など永遠に実現できない。

10 Go Bold

これはメルカリの理念であるが。無難な営業をいつまで続けるのか?消費者にとっても、又スタッフ自身の人生にも、何の生産性もないことを。ちょんまげかつらを被って営業するくらいのことを日本人は真に求めている。「ちょんまげですが、何か?」というメンタリティーを日本人は求めている。大丈夫だ。困ったことは起こらない。むしろ得るのは金である。バカに振ろう。


日本人(マス)を元気にする(エンパワーメント)ことをロジカルに解決するという発想。どうすれば・どうやれば・どんな道具があれば、PMF(市場から熱狂的に愛されるサービス)を達成できるのか?バズるのか?真っ直ぐ家に帰るのではなく、少し寄り道してでもファミマに寄りたくなるのか?


ファミマの店内の壁には余白が沢山ある。その余白を顧客に貸し出すとか。ポップを顧客に自由に書かせるとか。オペレーションをYouTubeに公開してし働いてみたくするとか。一口10万円で一つの店を30人で経営できるとか。オープンソースにして日本人からカスタマイズしやすくする。今のファミマではモノしか消費できない。コトが消費できない。コトを作りたい。


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