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収納代行をコトに変える


ファミマの事業はFCビジネスである。FCビジネスとはザ―(フランチャイザー)がジー(フランチャイジー)にノウハウを教えるビジネスである。ではファミマのコンサルタントであるスーパーバイザーはジーに商売の実戦的なノウハウを教えているか?

結局、大企業であるファミマには商売のプレイヤーが全くいない。SVが教えているのは運営方法だけで商売方法は教えていない。日商を最大化させるスイートスポットは教えていない。ファミマ本部は本質を見抜く洞察力が無い。これはファミマだけでなく、大企業のレベルとは、そんなものなのだろう。




「収納代行するなら、あそこのファミマに行こう」



オレオレ詐欺とはソーシャルエンジニアリングである。行動心理学に基づいた手口である。先ず、人を騙す雛形・ロールモデル・勝ちパターンを作る。あとはそれを回すだけ。型を作ればチャリンチャリンと金が入るストック型収益ビジネスモデルである。

ファミマ本部はアカデミックスマートで構成された商売のプロ集団である。その知能を使い、オレオレ詐欺の正反対であるホワイトソーシャルエンジニアリングを設計するべき。つまり、奪うことを技術化するのではなく、与えることを技術化するべきである。善を大量生産するシステムを構築するべきである。


「収納代行するならファミマに行こう」。これを設計する。


必要な思考のフレームワーク

①ABC理論
(A当たり前のことをBバカになってCちゃんとやる)
②凡事徹底
(他社の追随を許さないくらいに当たり前なことをやる)
③微差力
(ほんの少しの差が指数関数的な大差を発生させる)
④真理はシンプル
(E=mc2が示すように森羅万象の真理は単純である)



他社の収納代行業務の水準

・やっつ仕事
・無造作にコイントレーに控えを置く
・もぐら叩きのように痛い音を立てて叩く


他社で実際に収納代行をして見て、UX(ユーザーエクスペリエンス)を記憶して置く。③微差力の理論上、他社の収納代行レベルよりも、少しだけでもUXの高い作法で収納代行をすれば、「収納代行するならファミマに行こう」はエンジニアリングできる。







③微差力とは・・

イエローハット創業者の鍵山氏の考えを、日本の代表的商人である斎藤一人が「微差力」とフレームワーク化した考え。年商1億のラーメン屋と年商100億のラーメン屋。味も百倍旨いのか?と言えばそんなことはない。たいして変わらない。違いは従業員が元気に挨拶しているかどうか。その差が大差を生んでいるという。大きな差が大きな大差を生んでいるのではなく、少しの差が大きな大差を生んでいるという概念。





「お客様の代行収納承りました。大切に保管致します」



CMOは「努力」という言葉を使わない。「努力」は前提だからだ。激しくなければ意味がない。記憶に残らなければ意味がないという。飲み会で潰れたら置き去りにするという。

収納代行という他社が無下に扱っている業務。この業務も顧客の記憶に残らないサービスなら意味がない。顧客の記憶に残るような演出にカスタマイズする。演出と言っても派手なモノである必要はない。収納代行というミニマムな作業を細分化し、一つ一つの工程を丁寧にするだけである。





「古川君。ただ接客しててもダメだよ。当たり前だよ。プラスワンが必要なんだよ」


これはオーナーの言葉である。言われてみれば的確で的を突いている。プラスワン。このプラスワンで他社との圧倒的大差を設計できる。微差を極めれば大差を実現できる。



草履を懐で温める話は今では陳腐化しているが、その当時からして見れば画期的で斬新なサービスであった。コンビニは最底辺の仕事だが、顧客から「それだ!」と思わせるのが醍醐味のはずである。

真理はシンプルである。幸せの青い鳥は家の中の鳥籠にいる。当たり前のこと、目の前のこと、誰でもできることを再定義する。深く掘る。これが努力の方向性。




少額代行収納でも高額代行収納の如く扱う。それは潜在的な高額収納を呼び込む。金運を招く。錬金術。






ファミマの顧客はただ単に買い物をしている訳ではない。

①承認欲求を満たすサービス
②気安いコミュニケーション

つまりモノだけでなくコトを心中で求めている。モノだけ提供していても当たり前であり、日商は最大化しない。コトを演出して初めて日商は最大化できる。



他社で収納代行を体験し、その感触を記憶しておく。そしてそれよりも少しでいいので品質の良い作法で所作が良いサービスする。具体的には両手で受け取り両手で渡し、終わり際にプラスワンの言葉を自分なりの言葉、自分にフィットするワードでいいのでアウトプットする。それは潜在的な金脈を掘り起こすことになる。高額収納を芋づる式に掘り起こす。それが商売の醍醐味である。餌を蒔き山を張る。


だが、ここで問題なのが顧客のエゴである。これを表現している曲がある。





「普通に歩いてきてくれ」
「ぶりっこしないでくれ」
「気取らないでくれ」

「丁寧な接客をさせないのはお客さん!あんたなんだよ」





ただ、顧客のエゴにいちいち反応するのはプロとは言えない。産廃会社はゴミをマネタイズする。コンビニとはカウンター越しに人間のエゴを吐き捨てられる。それを嫌うのではなくエゴをマネタイズするという発想。性善説ではなく性悪説でマインドセットする。この心構えが日商最大化の肝。



エゴを出されても愛に変換する


これが難しい。だがこれが日商も人生も最大化させるマインドセット。これを機械的にエンジニアリングするのが私のコンビニ人生の最終形態。

エゴ➡ろ過➡愛


https://youtu.be/y3RIHnK0_NE





日経ラジオ この企業に注目 13分7秒


podcasting.radionikkei.jp/podcasting/fukunokami/fukunokami-210518.mp3


相場の福の神、藤本誠之が13分7秒に「店員さんのちょっとした心遣い、これだけでこの店にまた来ようと思うか・・」


ちょっとした心遣いをビジネスフレームワーク化する、技化する、スキル化する



これを加盟店にさせるにはどうすればいいのか?させるのは無理である。GIVEの意味を腹落ちさせること。それ以外に方法論は無い。顧客を気持ちよくさせることは自分自身の幸せのレンガを積み上げていることになる。ファミリーマートで働くとは、幸せのレンガを量産的に積める場で働くことである。





ここからはキリスト関連




2020年11月10日のブログ記事一覧-伊勢ー白山 道 (goo.ne.jp)





天皇の笑顔は社交スマイルではなく本当に笑っている




トランプは真の勇気である「嫌われる勇気」がある本物の男




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