見出し画像

最低レベルで攻略する異世界の創造者/縛りに関する蛇足の補足

本記事は、下記動画シリーズの内容の補足です。
自身が視聴者であったとしたら、気になったであろうポイントを概説しています。
だらだらとした内容なのでご注意を。

※本記事には、動画内容のネタバレが含まれます。

▶Youtube(統合版)

▶ニコニコ動画(分割版)


縛りをさらに追加するとしたら?

『鍛冶』禁止

 『鍛冶』を縛ると、装備の調達についても工夫の余地が出てくるので、縛った方が間違いなく縛りプレイとしては面白いものになったと思います。
 (私の構想では、次の通り。)

  • 序盤:王子装備及び人切包丁を盗む

  • 中盤:牢獄監視人の装備を盗む

  • 終盤:邪悪な塔最深部宝箱や敵ドロップでRank9装備を集める

 にも拘わらず、縛らなかったのは、恣意的に特定のアビリティを縛るのは、個人的に好みでない(同じカテゴリ内のものに、主観的な理由で差をつけるのは美しくない)ためです。

ランダムな能力値で『補防』が付いた装備の使用禁止

 実は、本ゲームでは各ボスに適した『補防』が付いた装備で固めることで、『万物の王』を除く全てのボスの攻撃をほぼ完封できてしまいます。(理論上は『万物の王』も完封可能?)
 すなわち、たとえ本編でどんな攻略をしようと、「ただ鍛冶及びカジノで『補防』装備を集めるだけ」という非常に退屈かつ現実的な別解が存在してしまうため、『補防』装備の使用を禁止することを検討しました。
 しかし、明らかに『補防』装備が有効として設計されているボス(『森を統べる者』など)が存在すること、また『楽をする』という項目を設けることで、十分に選択肢から外す理由が作れることから、採用は見送りました。
 なお、この縛りを採用した場合には、『万物の王』対策はさらに難易度が跳ね上がります(カウンター攻撃を考慮する必要があるため)。

アビリティ成長禁止(アビリティにexpを入れてはいけない)

 回復リソースが更に限られるため、いかにHP管理を行うかの戦略性が問われます。前項の「ランダム補防装備禁止」と同時に追加すれば、
・パッシブスキルで強化した低レベル超吸血の連打
・イビルビームでの視界外からの攻撃
・隠密状態の活用
・暗闇の状態異常での嵌め
 など、本編中では使用するまでもなかった戦法が採用される可能性があります。なお、攻略難易度が跳ね上がりますが、実際に攻略可能かまでは検討をしていません。
 また、「攻略中にexpが入らないアビリティを厳選しなければならない」という側面での、職業及びアビリティの検討という要素も生まれます。
 ただ、稼ぎ方等も含めて考えた場合、絵面が地味で冗長になる側面が強いのと、ゲームの要素をできるだけ潰したくないと思ったため、採用しませんでした。『ひたすら難易度の高い縛り』をするのであれば、採用したでしょう。
(能力UP制限も、本作の重要な要素を潰してしまってはいますが、本縛りの根本的な意義を損ねてしまうため、仕方がないと考えます。)

カジノ禁止

 代わりに『鍛冶』をするだけなので、見せられる要素が減るだけ。
 『鍛冶禁止』縛りと併せれば、装備は全てドロップや宝箱、盗みでまかなう必要性が生じるため、それはそれで面白いとは思います。

『敵撃破数0』縛り

 はじまりの地で確認できる実績の中に『敵撃破数』という項目があります。敵が敵の攻撃により戦闘不能になった場合には、『敵撃破数』のカウントが増えません。
 この仕様を利用すれば、パンドラボックスで『無差別攻撃持ちの』or『洗脳耐性がない』敵を呼び出して、代わりにボスを倒して貰うことで、『敵撃破数0』で攻略することができます(たぶん)。
 これは本縛りと両立可能(かつ達成することが個人的に美しいと感じる)です。では、なぜ縛らなかったか。
 1つは、ボス攻略の難易度が上がること。
 1つは、敵ドロップアイテム獲得の難易度が上がること。
 1つは、前項の理由により、無限牢獄での稼ぎがほぼ不可能になるため、見せられる要素が減ってしまうこと。
 そしてもう1つが、これを思いついたのが、今(記事執筆中)ということである。

日時に関する縛り

 『1ヵ月以内クリア』など。
 見せられなくなる要素が増える割に面白い要素は増えませんし、日時に関与するなら『最短日数攻略を目指す』といった形で、別でやった方が絶対に面白いと思います。絶対にやりませんが(運要素が強すぎる)。
 ただ、『食事』の縛りを撤廃するために、『日時』で制限をかけるのは、一案としてアリだと思います。腹を空かせるためには、現状時間を進める以外に方法がないので。

能力値1縛り(高ランク弱体&経験値破棄マスク強制着用)

(*´-`)
 レベルに見合った弱体&経験値破棄マスク着用とかは、もしかしたら職業選びに幅が出て、良いかもしれませんね。


『楽をする』のライン引きは?

 基本的には、低い確率を複数回/長時間粘ることは避けました。
(逆に、多少時間がかかっても、確実に終わりが近づく類の稼ぎは、積極的に使っています。)
 具体的に、楽じゃないと思うのは、以下のものですね。

  • 複数の能力値について吟味するカジノ装飾品/鍛冶装備の厳選(一つの能力値だけならまあ、許容範囲内)

  • ダンジョン内一般モンスターのスキル書ドロップ稼ぎ(パッシブの重ね掛けや〇の傷跡など、使えば非常に強力なものは多いんですけどね)

  • 宝箱からのスキル書/装備の厳選

  • 格上ダンジョン内での稼ぎ(特に邪悪な塔はきつい。奈落は地獄ですね)

SP自然回復アビリティについて

 SP自然回復を採用したのは、グレートヘルムの回復量ではSPバリアのSPコストが確保できないと考えていたためです。自然回復はダメージを食らった後のターン終了時に発生するので、確実に自然回復分のSPを次ターンに確保できます。実際には、回復量>SPバリアコストであったため、不要でした。
 SPバリアを採用しない場合、ひとつ空いたアビリティ枠に採用するアビリティ候補は、『攻突の心得』ですね。『かけら』を利用することで、『攻斬の心得』と並行して育成することができ、序盤及び中盤の火力を引き上げることができます。

所持重量制限があるんだし、道具使用は縛らなくても良かったのでは?

 それでも良かったと思います。この縛りは、付けられそうだから付けた、程度のものなので。
 道具を縛らない方が、アストリオン爆殺や毒草の利用など、攻略の多様性を示す機会になった気もします。HP自然回復アビリティがない状態であれば、所持重量の範囲内で、どう回復を工面するか、長期戦にならないようにどう火力を担保するかを考える必要があり、ゲーム的に面白いですしね。

アビリティ習得を縛らなかったらどうなる?

 とりあえず、戦闘系アビリティは全て取得してカンストさせて、攻撃手段は『全属性武器』+『アルマデル』の二刀流とかになっていたように思います。それでもまあ、攻略方法の大筋は変わらなかったと思うので、この項目も、別に縛らなくても良かった縛りその2ですね。
 縛ったおかげで『職業』要素が完全に死ぬことを免れましたが、逆に『学院』や『輝石』の要素がほぼ完全に死んでしまいました。最終的に縛りを採用したのは、リソースがより限られた方が面白いと考える、偏に私の性癖故ですね。
 なお、技能書及び色情/色気を縛らなかったのは、利便性に影響する(勧誘やアイテム整理の手間が僅かに増える)割に、ゲーム性に影響しない(縛ったからと言って、新たな選択肢が生じる訳ではない)からです。
 でも、改めて収録した映像でアビリティ画面を見た時に、やっぱり縛れば良かったと後悔しました。ルール的にも見栄え的にも美しくない。利便性の差も本っ当に僅かですしね。過去に戻れるなら間違いなく縛ります。でも再録するほどではないのん…。

SPバリアじゃなくてMPバリアじゃダメ?

 『万物の王』戦の戦法は、MPバリア+魔封の帽子でも、戦略的には成立します。むしろそっちの方が、他のボス戦にも流用できて良いです。特に、『森を統べる者』戦でこれを使えば、『補防地』装備の厳選が必要なくなるので、さらに楽になります。
 ただ、致命的な問題として、容易にスキルを入手する方法が見当たりませんでした。筆者が調査した限りでは、スキル所有NPCがおらず、宝箱から引き当てるしか無いと思われます。それは先の見えないマラソンになるので、私は避けました。
 どなたか所持NPCをご存じでしたら、ぜひ教えてください。
(2023/10/4追記)
 X(旧Twitter)にて、MPバリアを『魔法店の店主』が所持しているとの情報を頂きました。ありがとうございます!
 所有者の調査は、覚えているスキルを見ることで確認をしておりましたが、魔法店の店主は覚えるスキルが多いため、相伝の書で獲得可能なスキルを網羅的に覚えているわけではないようですね。

武器の弱化は『罠設置』じゃなくて『腐食の手』や『[呪]武器強化の巻物』『錬成失敗』じゃダメ?

 まずは『腐食の手』について、こちらの方が『罠設置』よりも圧倒的に使い勝手が良いです。
 ただ、『腐食の手』をドロップする『グール』の出現最低レベルは恐らく『21』程度であり、レベル1主人公のパンドラボックスで出現するのを見たことがありません。
 ダンジョンで出現するグールでドロップを狙うのであれば、『死者の大穴』に、そこそこの頻度で出現しますが、本編中で説明した通り、ダンジョンの敵ドロップは狙いづらいです。そこも加味して、『罠設置』の方が楽と考えました。
 『[呪]武器強化の巻物』は、稼ぎのために闘技場の要素を見せる理由等も作れるため迷いましたが、必要枚数を揃えるのは骨が折れるため、採用を見送りました。
 『錬成失敗』も、『かけら』を必要数集めるのが手間であり、『罠設置』の方が見栄えも良いと考えました。

『強化ヌエ』の『神威のヴェール』対策は、『忘却』付与の方が楽じゃない?

 それでも良いのですが、忘却耐性が40%あり、本縛りの状態では確実に状態異常を付与できる手段がほぼないと思われます。個人的にランダム性のある戦略より確実な戦略の方が美しいと感じるのと、毎ターン全回復を無視して一撃で倒す方がカッコいい!ので、本編の方法を使いました。
 なお、確実な手段の別解として、『空腹タッチ』及び『奇妙な音』を用いたMP枯らしもあります(一番スマートでない)。

裏ダンジョンの道中、爆発範囲+装備で爆弾を使えば楽だったのでは?

 それでも良かったのですが(本編中では爆発範囲+装備も引けていましたし)、今回の縛りではお金が得られる行動をほぼしていないため金欠であり、リモコン爆弾(もしくは普通の爆弾)の購入費用を稼ぐ必要がありました。
 稼がなくても突破の目は十分にあるので、稼がない方が楽かなと思い、道中での爆弾利用は不採用としました。ただ、ゲームの攻略の多様性を見せるという点では、採用した方が良かったなと思っています。

『地下魔境』や『奈落の迷宮』は利用しないの?

 本縛りは低レベル進行であるため、『地下魔境』は非常にクリアしやすいというメリットがあり、できれば活用をしたいと考えました。しかし、食事を可能な限り制限したい点、そして報酬に欲しいものが全くない点(レベル1時点で出現するのであれば、是非金策に使いたかったですが、ストーリー後半にはお金は全く不要)から、利用は見送りました。
 『奈落の迷宮』は、レベル1時点で出現させることができ、得られる物もRank10装備やスキルと魅力的ではありますが。…絶対に『楽』ではないため不採用です。『楽をする』という縛りが無くても行きたくありません。容易に稼ぎができるアイデアが閃けば、行く価値はありそうです。

スキル枠縛りで『発売当初のゲームバランス』とか言うなら『グレートヘルム』もどうなのよ

 それな(*'ω'*)←
 さらに言えば、この縛りを最初に考案したのは『経験値破棄マスク』のないバージョンだったので、それも縛るべき!!
 でもまあ…『万物の王』攻略、完封で気持ち良かったでしょう?あれはやっぱり採用したくてね。別にそうでもない?そうかぁ…。
(『経験値破棄マスク』縛りは、前述したパンドラボックスで『無差別攻撃持ちの』or『洗脳耐性がない』敵を呼び出して、代わりにボスを倒して貰う方法で実現可能です。とても面白いんですが、毎回やるのはちょっとキツイですね…。笑)



こんなところでしょうか。
駄文を失礼しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?