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下手くそ!その言葉にThank you

高校時分から弾き初めギター。
アコギからエレキへの持ち替えは早かったなぁ。
楽器への情熱も高かったが、歌う事への気持ちはそれ以上に
好きで、強かった。

声量には自信が有ったが、技術は中々上達しないままバンド活動を始める。
メンバーは気が合う奴ばかりが集まった。
練習は楽しく、時間が経つのが早い。
メンバーの技術は日に日に上昇し、眼を見張るものを僕は感じていた。
演奏を録音しデモを作り音楽関係者などに送り込むこともした。
結果は、演奏は上出来だ。しかしボーカルがなぁ~などとご意見を頂く。

そのボーカル担当は僕だった(-_-;)ギター兼ボーカル。
そこで僕はメンバーにボーカル変更を提案した。
ところがお前が歌わないならメンバー降りるわ!
全員が口を揃えたのだ(T_T)
確かに上手くはないけどお前の歌だと演奏に力が入るんだ!
だから歌え!
僕は考え直し歌い続けた。
ライブも開催した。
当然ながら、「下手くそ!」「下手くそ~」の連続が連射となって
僕らに押し寄せてくる。

しかしだ。
『下手くそ!』イエィ~!
『下手くそ!!』イエィ~!
『俺等はその下手くそが聴きたいんだぁ!』イエィ~!
会場はより盛り上がるのだった。

歌には個性が必要ですよね。
技術は有って無いよりは確かに良いけれど。
それを追い求めても上には上。
天井極めても更に極められる。
その方が描くモノにも勿論よりますけどね。
それより聴く人が心地良く楽しめることが重要なんじゃあないかな。
歌だけでなくギターもベースもドラムもキーボードも。
その他諸々全てに通じることなのかも知れないな、と考える。
だから今では
『下手やね』と言われると
聴いてくれた事に対して
心からThank you(^^)と思えるようになったのです。アリガト



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