悦びという身体の異変

腹直筋のすぐ右の辺りの割れ目から、

外の様子を伺って見るわたしを、発見した。

aikoの歌を聴いているときだった。

aikoの「かばん」が、あんまり好きで、大好きで、何回も聴いていた。

でも、これって、なんになるのだろう、という寂しげで不安げな眼差しを感じた。

それが、先のわたしだった。



・・・大丈夫かな


・・・こんなに無為に楽しくって、大丈夫かな



そう思いながら。


あんまり幸せで心地よい音楽には、体があんまり共振するもので、

その共振の振幅にびっくりしたのね。

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