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八丈島・一正園レポート(2021年版)

一正園に行ってから2年…

もう一度行きたいという思いはありましたが、コロナの影響で行くのは憚られていました。しかし10月に入ってからようやく落ち着いてきたので今回2度目の訪問をさせていただきました。

一正園の前にえこあぐりまーとへ立ち寄ると9月末の台風で温室がこんなことに…

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展示温室は立ち入り禁止となっていました。

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仕方ないのでロープのそばから奥のうつぼかずらを眺めることに。

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こちらは観葉植物の販売コーナーで見たうつぼかずら。なんか変わったベントリだなあと思ったら…

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まさかのローベンでした!しかも800円!?なんということでしょう!
(でも「予想」ってなんだろう…?)

このあとお昼から一正園さんを訪問しました。

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植物は元気ですが、噂で聞いていた通り前回訪問時と比べると数が減っていました。

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さらにこちらも台風の影響で屋根が破壊され温室には秋の肌寒い風が吹いていました。

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ちなみに一正園さん



今年、うつぼかずらの取り扱いをやめることを決めたそうです。




一正園の奥さんはもともとご高齢でありましたが、今年になって体力の低下が目立ってきており、さらに台風で温室が壊れ修復も容易でないことから、今回ついに決心されたそうです(あとご家族の方は奥さんほど熱心ではないので奥さん以外まともに栽培できる人がいないとのこと)。

現在ある鉢は馴染みの栽培家に送れるだけ送っているそうで温室に残ってる品種も少なくなってしまいました。


もしかしたら来年には一正園のうつぼかずらたちはもうなくなっているかもしれません。


寂しい話ではありますが現状を考えると仕方がないのかもしれません。


ちなみに一正園さん、今後は食虫植物などの観葉植物から果樹をメインに栽培していくそうです。

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今回購入したバナナ、こちらはまだ熟していないものですが、食べごろのものは甘くておいしいかったです。

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パパイヤやパイナップルも販売されているそうです。生産数は多くはないものの一正園のフルーツは好評で県外の方からも問い合わせがあるそうです。

かつては食虫植物のメッカのような存在であった八丈島の一正園、その歴史は静かに幕を下ろそうとしています。


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