台湾総選挙

 13日投開票された台湾総統選の結果、与党の頼清徳さんが当選しました。
 米国寄りの対中路線か、中国とのバランスを重視か、世論を問う重要な選挙の結果は、現状維持の与党を支持する形になりました。
 一方で、同時に行われた議会数は、前回よりも議席を減らして、与党:51、最大野党の国民党:52、と逆転されています。
 この事からも、今回の選挙の複雑さを感じました。

 総統選では勝利したものの、議会数では第2位となった事から、このままでは、今後の法案や予算案の可決に必要となる過半数議席(57議席)に足りない為、政策にも支障が出る事が予想されます。

 第三野党の民衆党との連携など、今後を見据えた戦いが、新たに始まる事になりそうです。

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