偶然
これまでの人生を振り返ると、「予期せぬ出来事」「偶然の出会い」の連続だったように思う。
「クラスメイト」「チームメイト」「先輩」「後輩」「同期」。彼らとの出会いは、ほぼ全て「偶然」と言っても過言ではない。もっと言えば、この家族の元に生まれたこともまた、「偶然」である。
そして、恐らくこれからも「偶然」「予期せぬ出来事」が大きなウエイトを占める人生を歩むだろう。
事実、キャリアの8割は「偶然」によってできていると言われている。
だが、ほとんどの人が自分の夢・目標に対して思い描いた通りの1番の近道を歩みたいと考えるだろう。
だとすれば、僕たちが今考えるべきこと、それは...
「偶然」を意図的・計画的に最高のものにすること。
ではないか。
そしてこれが1番の近道になるのではないでしょうか。
すると、ここで浮かび上がる議題がまた1つ。
『どのようにして最高の「偶然」を作り出すのか。』である。
それに対して、僕の考え出した答えは…
万全の準備をすること。
これに尽きると思う。
準備とは、言い訳になり得る全ての材料を排除していくこと。
毎回の「偶然」を次の「偶然」に対応するための学びへと繋げなくてはならない。
であれば、問題点の本質に目を向けられるようにする必要がある。だからこそ、万全の準備をして言い訳の材料を排除していく必要がある。
少し理解しづらいと思うので、1つ具体例をあげる。
例えばサッカー。思い通りのプレーが出来なかった時こそ、そこに課題を見出し、乗り越える事で成長できる。しかし、そこに睡眠不足、栄養管理不足などプレー面以外での不安要素があると本質に目を向けられない。それを避けるために、十分な睡眠と栄養管理を行いプレー面以外での考えられる上手くいかなかった要因を事前に排除しておく必要がある。
これが、僕の考える「万全の準備」である。
この繰り返しによって、何度も起こり得る「偶然」を最高のものへと近付けていくことができるのではないか。そしてその積み重ねが、夢や目標に近付けてくれるのではないか。
人生を振り返った時、すべての「偶然」が今の自分を作る上で、最善だったと言うには、「偶然」の質を上げていく他ない。
つまり、大事なのは外的要因ではなく、目の前で起こるすべてのことに自分がどう向き合い、対応するかである。
面白いことに、「偶然」という字の中には「然るべくして禺う」という本来とは真逆の意味が隠されている。
自分が「偶然」起こったと思ったことも全て、その時の自分に必要なことであり、起こるべくして起きたことなのである。
僕はこれから幾度となく出会う「偶然」をそのように捉え、成長を積み重ねていきたい。
拙い文章でしたが、ここまで読んでくれた皆様ありがとうございます。
蟻の一歩でもいい、今日より成長した自分になるために!
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