海外に行ったよ
淡い色のnoteを目指してトーン制御しているのですが、明るくて軽くて中身のない記事もたまには書いた方がいいですよね。
8月、オーストラリア・メルボルンで開催された結晶学の国際会議に参加しました。それが楽しかったよという話です。時系列に書くと後の人の参考になったりするのでしょうが、そういう人はもっと参考になる記事を見つけてください!
英語
自分でいうのもアレなのですが、英語は得意な方だと思っていました。田舎の公立中学校のふつうの教育を受けていただけですが、幸い先生に恵まれていたと思っています。
しかし! 飛行機の中や入国審査はたいした英語が必要ないので何とかなったのですが、会議(のまえのワークショップ)に行くと、本当に何を言っているかわからなかった。それでもスピーキングはまぁまぁできるので懸命に話しますが、それに向こうから返ってくる英語が理解できず、軽くショックを受けました。
とにかく速いんですよね。わからない単語とかももちろんなくはないのですが、とにかく速くてそもそも聞き取れない上、何か聞きそびれるともう何の話題について話しているのかもわからなくなる。うわー、全然英語得意じゃなかったんだ……って思いました。イノナカノカワズタイカイヲシラズ
5日くらいいるとだんだん慣れてきて何とかなるようになるのですが、これは今後も勉強しないとまずいな〜と思いました。
食事
オーストラリアは基本イギリスの文化圏なので食事はまずいよとか、味付けが下手すぎるよというのが前評判だったのですが、ヨーロッパの食べ物が日本よりはるかに豊富に輸入されていて、特にイタリアのチーズとかオリーブとかがとても多かったです。イタリアン大好きなので嬉しかった。基本、おいしいものを食べて過ごしてました。
学会
学会は本当に良かった。日本の学会の悪口みたいになるのでよくない気もしますが、その研究の価値探しを一緒にしてくれるひとがたくさんいて、みんな温かかった。日本だと「こいつわかってないなと思ったら質問したけどやっぱり何もわかってなかった」みたいな会話を普通に耳にするのでめっちゃ学会って怖い場所だなと思ってます。互いにリスペクトしてるので、その研究はすでに誰かがやってるとか、そういう指摘もふつうに行われていたけど、でもそこで君の実験はここが特徴だからとか、ちゃんと建設的な議論に持っていっているのがすごく良かったです。
本当に考え方がガラッと変わりましたね。どうやったらその人をencourageできるかすごく考えるようになりました。行って良かった。
海外の研究者とも結構Twitterで知り合いになっていたのですが、きていた人はほとんど会えたのでそれも嬉しかったです。どこまで行ってもみんな優しいという感想でした! もちろん研究は真剣にやってるので成り立ってるのでしょうが。
だいたい仲良くなると会場の近くのパブにビールを飲みに行くのですが、私は炭酸が飲めないのでワインばっかり飲んでました。ワイン文化圏だったらもっと好きになれるかも?
1億円くださった方の名前を論文の謝辞に記載させていただきます