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30代の楽しさってこういうこと?

この1年で、私が見ている世界はがらりと変わりました。世界のほうも変わってるけど、どちらかというと私の見方が変わったなと思っていて。いろいろな価値観、仕事観、人生観(?)に触れすぎて「もっと早く知りたかった~」が口癖になるくらい。

でもちょっと強めなことを言うとね、「もっと早く知りたかった」ということは、これまで自分がしてきたことは無駄だったと言っていることにもなるんじゃないかと気づいたんです。

だから今は言わないようにしています。どうしても思ってしまうことはあるけれど、言葉にはしない。

私、1回目のキャリアブレイク中に知りたかったなあってよく言っていて。新卒の会社を辞めたあと、考える時間があったんです。でも結局ぼんやりと次の仕事を探して。そのときもっと新しい価値観に触れておけば今頃…みたいな。だけど、そのあとの職場で経験したことが今にめちゃくちゃ活きているのは間違いなくて。なんでそれをなかったことにしようとしてるんだ?とか。学生のときに知りたかった、とも思ったことあるけど、それって何年分無視しようとしてる?とか。

もちろん、こう考えられるようになったのは自分のこれまでを細かく振り返る機会があったから。それがなかったら「あのときは大変だった」で終わりにしてる。大変だったけど無駄ではないなって考えられるようにするための1年だったのかなーって。

30歳にして、はじめての自己分析。しかも1年かけて。いや、まだ終わっていないかもしれない。

私は就活のとき、やりたいことなんて本当に何も思い浮かばなかったし、できれば働きたくなかったし、とりあえず身近だった会社のインターン参加してそのまま就職したようなタイプです。ほかにも受けたけど全部落ちました。

自己分析のやり方なんて知らなかったんですよね。そもそも実家でのんびり生きていて圧倒的に経験がなかったから、仕方ないよなあとも思っていて。20歳くらいで急に「はい!あなたのやりたいことはなんですか!」って聞かれてもわからないのは当然のこと。だってあれから10年経ってもまだはっきり答えられないんだもん。

それに、やりたいこととか頑張りたいこととか、一度決めたってまた変わるのが人間なんで。(なんか達観しすぎじゃない?私)自分で決めたことなのに、なんでまた悩んでるんだ~の繰り返し。
ひとつの目標がピカーンと輝いて見えていて、それに向かって走ってます!という人を羨ましく思うこともある。一度決めたことをやり通すことで達成感を得られることも知ってる。

でも私はそういうタイプじゃなさそうです。言ってることがコロコロ変わってもまあいいかーって。その時に行ってみたい道を行く、道をひとつに絞らなくてもなんとかなってる今の状況が合ってるのかなって。そう思うようにしたら楽だなという私の気づきです。30代の楽しさって、もしかしてこういうこと?なんてまた悟りをひらくのでした。

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