見出し画像

半年間のコミュニティマネージャー活動を振り返る


■■この記事は、コミュニティマネージャー Advent Calendar 2019で公開するために書いた記事です。■■

新しい働き方LAB福岡キャンパスのコミュニティマネージャーになって半年が過ぎた。オープニングイベントを行ったのが6月13日。東京から全国の新しい働き方LABを束ねる所長の市川瑛子さんにも来ていただき、50名以上の現役フリーランス及びフリーランスに興味のある方が集まって盛大に行われた。

今回はこれまでの振り返りの意味を含め、普段コミュニティを運営していて思うことや考えていることを思いつくまま書いていこうと思う。

コミュニティ運営は難しい!!

画像1

率直に思うのがこれだ。

これまで、プロジェクトマネージャー経験はあれどコミュニティマネージャー経験はない。特に新しい働き方LABはフリーランスのためのコミュニティだ。ひとり一人が独立した存在のフリーランスを集めてどうするのか、これまでの業務経験をどう生かせばよいのか、まだ手探り状態のままだ。

プロジェクトマネジメントとコミュニティマネジメントの違いは、組織に明確な目的があるかないかだと思う。プロジェクトの場合は「納期」「コスト」「品質」「クオリティ」などそれぞれの項目に達成目標があり、そこから逆算してメンバーの管理やモチベーションアップなどを行うことが可能だ。

一方のコミュニティには数値化できるような明確なゴール目標が存在しない。よく「オフラインを充実させる」「メンバー間の交流を促す仕組みが大切」などといったコミュニティ運営のノウハウを聞くが、これらのノウハウを数値化してKPI設定できるかといえば難しい。

仮にKPIを設定したところで、それはもはやコミュニティではなくプロジェクトチームではないだろうか。

そう、このように、これまでのビジネス経験が思うようにいかせていないのが現状なのだ。正直、悩みは尽きない。

クラウドソーシングとの関係性

画像2

新しい働き方LABは「Empowered by Lancers」である。つまり、クラウドソーシング大手のランサーズがスポンサーだ。

コミュニティマネージャーとしての活動費が支給されているわけではないので、ある程度自由に動けるという利点はある。しかし、告知や活動内容について何かとフォローしてもらっているため、「何かしらランサーズに貢献したい」という気持ちは当然生まれる。

立場はフリーランスであり社員ではないので、直接的な利益につながるような貢献ではない。フリーランス市場が活性化してクラウドソーシング利用者が増えるといったような、いうなれば「風が吹けば桶屋が儲かる」的な貢献になるであろう。

これは今のところうまくいっている気がする。

全国の中でも福岡はフリーランス市場が盛り上がっている。移住者も多い。街も元気だ。行政含め多くの支援策が浸透している。

その中で、新しい働き方LAB福岡キャンパスはある程度の爪痕を残せているのではないかと思う。

スキルとノウハウのシェア

画像3

新しい働き方LABのメンバーは専業あるいは兼業のフリーランス、もしくはフリーランスに興味のある方で構成されている。イベント参加者もおおむねこれらに属する人たちだ。

彼ら彼女らは多彩なスキルとノウハウを持っている。独立した事業主だから当然といえば当然なのだが、ほんとにユニークな人たちが多い。

ただ、それらのスキルやノウハウが広く知られているかというとそうとは限らない。個人での情報発信には限界があり、せっかくのユニークさが埋もれてしまうこともある。

イベントの際は、そういったスキルやノウハウを披露する場にしたいと思っている。具体的には、メンバーの中で「光るもの」を持っている人に登壇してもらい、スキルの伝授やノウハウの共有をしてもらう。そうすることで知名度を上げ、自身の仕事に役立ててもらうということだ。

「Empowered by Lancers」の拡散力はこういう時のためにある。名前と写真が広く伝わることで多くの人が注目してくれる(はずだ)。

この試みは今のところうまくいっている気がする。来月再来月とメンバーの登壇が続く。この機会を活かして、メンバーの皆さんにはもっと活躍の場を広げていっていただきたいと考えている。

最後に

画像4

たった半年ではあるが、いろいろ考えることもあり、反省点も多い。正直、深く考えすぎて途中で投げ出したくなることもあった。

それでもコミュニティマネージャーを続けてこれたのは、福岡キャンパスのメンバーの喜ぶ顔であり、全国にいる新しい働き方LABコミュニティマネージャーの同志である。

特に他地域のコミュニティマネージャーの皆さんにはこの場を借りて深く感謝したい。たまに集まって意見交換したり、共同イベントやったり。みんなそれぞれ思い悩みながら頑張っている姿に勇気づけられた。

そして夜中のくだらないzoomにもどれだけ助けられたことか。

コミュニティマネージャー仲間の存在はほんとにありがたい。この状況ならまた来年も実りのあるコミュニティ活動を続けていけそうだ。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?